三ノ宮・布引町ビル

(仮称)神戸三ノ宮・布引町ビル新築工事 遂に上棟か?界隈では孤高の存在感 続くプロジェクトへの期待



JR三ノ宮駅から程近い布引町4丁目で大阪協栄信用組合が計画し、ナカノフドー建設が施工する(仮称)神戸三ノ宮・布引町ビル新築工事。事務所とホテルで構成される地上18階建の複合ビルプロジェクトが進行しています。



界隈では突出した高さ約60m。躯体工事は恐らく上棟し、最高部に達したものと思われます。



周囲のビルを大きく凌駕し、ランドマーク的な存在感があります。一度、こうした高さを許容したエリアは同様の高さの建物が続いて建てられる傾向にあります。



東横イン上層フロアの客室は眺望の楽しめるホテルとなるでしょう。ライバルのアパホテルは近年、新規投資物件の大型化・超高層化が非常に顕著になっています。これまでの東横インの高層化した物件は27階建ての熊本駅前、18階建ての富山駅新幹線口2等のみに留まります。



ただ公式サイトに26年までのオープン予定ホテルを掲載しているのですが、何故かこの建設中の物件については言及がありません。外観デザインも含めて東横イン仕様で設計されているかと思うので、進出撤回はないかと思いますが、オープン予定日が気になるところです。



フラワーロードの駅北側は低度利用地や老朽化したビルが多く残り、三宮再整備の勢いに乗じて新たな開発プロジェクトが浮上する種地には事欠きません。高さ60mのベンチマークが出現した今、同様の計画が始動しても不思議ではないでしょう。



近隣の琴ノ緒町5丁目のコインパーキング跡地で建設中のテナントビル「ONLY ONE神戸三宮」。外観が完成しました。地上7階建で1-6階をテナントフロアとしています。



こうした狭小地にも新築テナントビルが建設され始めたという事も不動産市場が活性化し、三宮における商業需要の高まりを意識した投資かと思われ、良い傾向の表れかと思います。発表されたばかりの基準公示地価も商業地、住宅地共に上昇しています。売買が活発化し、新たな開発を誘発しやすい環境が整い始めています。

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