今春、ユニクロ神戸元町店が、三宮センター街に新たに完成した神戸三宮店に事実上、集約され、閉店して以来、同店が入居していた大丸前スクランブル交差点の主要な一画を占めるVEGAビルの今後の動向が注目されていました。
建物を開発・保有しているのは、ポートアイランドに本社を構えるアパレルメーカーのJAVAグループ。元町商店街入口に2001年に完成したファッションビルで、地上9階 地下1階 延床面積3,825.31平方メートル。ユニクロを入れる前までは、JAVAグループ内のブランドが営業していました。
ユニクロが抜けた地下1-地上3階について、再びテナントの募集を開始しています。しかしこの間を好機と捉え、建物内外装の大規模修繕工事に乗り出しました。竣工から23年を経て、建物外観をリフレッシュします。
施工期間は年末までを予定し、施工を務めるのは株式会社ヤマムラ。
エレベーターはスクランブル交差点に面したコーナーに配置され、シースルーエレベーターが採用された構造です。
5-7階のテナントは継続して営業中です。大規模修繕によって建物の魅力を高め、再び話題性のあるテナント誘致を目指して欲しいと思います。
1本東にワンブロック離れたトアロードでは神戸BALのリニューアルや新築テナントビルの建設も進んでいます。JR元町駅に直結し、地域1番店の大丸神戸店のお膝元である界隈は商業立地としてはこの上ない条件が整っています。まだ三宮・元町エリアには出店していないSTANDARD PRODUCTSやH&M等の誘致は考えられないでしょうか。
VEGAから20m北側では元町ファーマシービル跡で建て替え工事がスタートしました。三菱地所ホームが新たな店舗ビルを建設している模様です。
地中を掘削せずに地上の上に鉄筋コンクリートの基礎を構築しています。杭は不要なのでしょうか。
珍しいパターンの鉄筋コンクリート基礎ですが、建設される建物は2階程度の低層建物である可能性が高いと思われます。
将来的にはVEGAビルと隣の森谷商店ビルを一体集約化して、より大きなビルの建設が望ましいと言えます。高層階にはレストランのモーリヤが出店し、元町界隈の夜景を堪能しながらステーキを楽しむ。中層階は森谷本社機能や賃貸オフィス機能も盛り込み、低〜中層には再び商業テナントを入れる。容積率がボーナスを受ければ、高層階にホテルという選択肢も。
VEGAビルの立地は三宮中央通りから見ると、西側の真正面という位置にあり、景観上も目立つ場所です。大規模修繕中に新たなテナントが固まり、修繕の完了後にはすぐに内装工事が始まって欲しいと思います。
元町VEGAビルの大規模修繕工事が開始される 開業後初のリニューアル
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間口狭く上下移動はエレベーターのみじゃ
使いづらいビルですよねえ
ドラッグストアやコンビニにならなきゃ良いんですが。。