JR三ノ宮新駅ビル

JR三ノ宮駅ビル新築他工事 敷地西側で掘削機を使った地中障害物撤去工事が開始される



週報でお伝えしているJR三ノ宮新駅ビルの建設工事の様子です。いよいよ工事が本格的になってきました。市外から三宮を訪れる人々も何やら大規模な再開発が進行しているという事を視覚的に実感させる様相です。



平面駐車場のあった場所は掘り下げられていましたが、そのまま突き進んでいくのかと思いきや地上レベルに留められる形で終わりました。



補強されていたと思われる擁壁はあっという間に解体撤去されました。補強の必要があったのかと思う程の早さでした。レベル化は行われましたが、高低差があるので、北高南低のなだらかなスロープ状になっています。



そして地下駐車場等の解体進んでいた西側の駅ビル建設予定地では再びクローラークレーンが投入される新たな工事が開始されました!



クローラークレーンの周りには剛管のケーシングチューブがいくつも転がっています。



駅前広場の東側にもまだその地下に構造物が存在していますが、一気にこれらを解体する訳ではなさそうです。神戸三宮阪急ビルの建設時のように建物基壇部を半分ずつ構築する工程なのでしょうか。



まだ北側には三宮ターミナルビルの地下躯体も残されている状態です。



投入されたクローラークレーンとケーシングチューブの存在は敷地内の地中障害物の撤去工事が開始された事を物語っています。



三宮センター交番跡地にオールケーシング工法での撤去工事を施工する全回転掘削機が設置されました。



三宮ターミナルビルの南側部分の杭等の基礎部分の解体撤去を進めている模様です。旧駅ビルは地下階が地上階よりも南側にせり出していたようです。



西側の工事を先行させる理由は中央改札から交差点への動線確保を優先させる為でしょうか。



現在は地上・2階レベルでは新駅ビル及び駅前広場の敷地をぐるりと周らないと南側に辿り着けない不便さを強いられていますが、秋には新たな動線が確保されるという発表もありました。現在の工事状況からはその気配は全く見えません。今後、急速に何らかの動きが展開していかのでしょうか。

関連記事
JR三ノ宮新駅ビル

都市計画決定したJR三ノ宮新駅ビルの公共空間についての詳細分析 Part3 地上1-地下1階の「三宮駅前地下交通広場」

2023年2月26日
こべるん ~変化していく神戸~
6月以降いよいよ着工するJR三ノ宮新駅ビル。JR西日本の三大プロジェクトとして、大阪西、広島と共に主要ターミナル駅の高層駅ビル開発が …

COMMENT

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です