JR三ノ宮新駅ビル

JR三ノ宮駅ビル新築他工事 駅前広場地下駐車場の解体が本格化!地下の構造が姿を現す



今月より新駅ビル建設工事に着手しているJR三ノ宮駅ビル新築他工事。竹中工務店と大鉄工業JVによる施工によって工事が進行しています。駅ビル工事と位置付けられていますが、実質はまだ既存施設の解体が主な工事内容です。



地上にあった施設や設備はほぼ全てが解体されて撤去が完了しています。唯一まだ残っているのは三宮ターミナルビルの東側一部と駅前広場ロータリー中央とアプローチスロープを隔てていた擁壁のみです。



その擁壁には足場が組み立てられています。単純に解体できない理由があるようです。この擁壁は恐らく地下にある駐車場内の壁と構造を一つにしているのではないかと思われます。またこの地下にはこれまで三宮ターミナルビルの地下階とさんちか・味ののれん街を結ぶ南北通路もまだ存在しています。



先週まで大きく開いていた二つの掘削穴は再び埋め戻しが行われました。



この新たな駅前広場となる「人の広場」を整備する予定地で行われている工事はその目的が定かではない内容の作業が連続しています。



広場中央にあった地下駐車場出入口の周りにも足場が組まれて、養生シートで覆われていましたが、再びスロープが姿を現しました。撤去されずに残っています。



しかしそのスロープの先はこれまで真っ暗な地下空間が広がっていましたが、今は日の光が差し込んでいます。



遂に地下駐車場の解体が開始されました!歩行者デッキの北側・仮設エレベーターや階段があった部分です。地中壁がとうとう陽の目を見る日がやってきました。油圧ショベルが内部に入っています。前述のスロープは重機が内部に移動するのに使用されているのではないかと思われます。



この調子で広場全体に地下躯体の解体が拡大していく事になるのでしょうか。南北通路に接続し、ミント神戸の地下階に連絡するM’s Kitchenは稼働しているので、あまり荒々しく解体を進める事はできないでしょう。



このまま地下躯体の解体は三宮ターミナルビルの地下階の撤去へと繋がっていく事になるのでしょうか。赤い屋根の下には地下交通広場へと連絡するエスカレーター・大階段があり、現場事務所の下には三宮ターミナルビルの地下階がまだ存在しています。



赤い屋根の下にある大階段・エスカレーターは現在、地下通路を介して、神戸阪急方面へと繋がるメインの動線になっています。しかしここも新駅ビルの建設地の一部となる為、ゆくゆくは閉鎖される事になります。その為、新たな動線を確保した上で切り替えを行う事で閉鎖が実現します。神戸阪急ビルの建設時にも何度も動線切り替えを段階的に実施し、ビルを部分的に建設する手法が採られました。JR駅ビルについても同様の方法で建設が進められるものと思われます。



JR新駅ビルの建設に合わせて、新交通三宮駅についても改修が行われる予定です。まずは東側のホームを拡張して、コンコースを広げ、混雑の緩和を図ります。加えて西側は新駅ビルと接続し、改札口が新設されます。駅舎内部や外部も美装化が実施される事になるでしょう。



ミント神戸前のペデストリアンデッキに連絡している三宮東歩道橋のライトアップ工事がスタートしました。中央幹線を跨ぐ駅前の3本の歩道橋すべてにライトアップ設備が設置され、夜の歩道橋を美しく照らす照明演出が施される計画です。



7月末には工事が完了する為、今夏より三ノ宮駅前の歩道橋は温かい光に包まれる空間へと生まれ変わる予定です。

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