雲井通5・6丁目再開発

神戸三宮雲井通5丁目地区第一種市街地再開発事業 解体工事から新築工事にいよいよ移行中か



大規模な建設工事が進行中の神戸三宮雲井通5丁目地区第一種市街地再開発事業。仮囲いに掲げられた工事名称も解体工事と新築工事の双方が明示されており、着々と進捗しています。



数多く投入されている丸五基礎工業の大型クローラークレーンは現在、敷地の南東側に集中しています。



この区画に最後まで残っていた旧中央区総合庁舎がありました。この地中障害物をオールケーシング工法で行なっている模様です。



解体が先行したサンパルのあった区画は地中障害物撤去も完了し、先行して次工程に進めていくようです。

作業予定には山留工事が記載されていました。



ここで初めてこの現場で三点式パイルドライバの姿を確認!



その横にはH鋼が並べられていました。ただ既にH鋼木矢板を使った山留壁の姿は確認できています。

山留工事は、まだ山留壁が構築されていない部分に同様の矢板壁を作る事を意味しているのか、はたまたこれらはまだ仮設山留で、新築工事に対しては、より強固な山留壁を構築していくのでしょうか。



この建物は地下3階まで存在する大規模ビルです。現在の山留では不十分であり、やはりより強固な山留壁が必要なのではないかと思われ、その工事に三点式パイルドライバが投入されたのではないでしょうか。



サンパルのあった区画では掘削が進んでいるようです。



神戸市内の工事の仮囲いには様々な情報が盛り込まれていますが、この建設現場もその例に漏れず、ビルの情報や三宮再整備のプロジェクトについての情報に溢れています。



既に雲井通5丁目再開発株式会社のホームページでも公開されている新たなビル内外のパースが仮囲いにも掲示されました。より高解像だったので掲載します。

JR三ノ宮駅前から続く新歩行者デッキのディテールもつぶさに確認できます。



中央幹線側から歩行者デッキより再開発ビルの屋外歩廊へと接続する導入部の様子です。



バーティカルパッサージュの様子です。



雲井通5-7丁目の再開発ビルを束ねて三宮EASTとしてエリアマネジメントを進めていく構想が進められています。JR三ノ宮駅前に立地し、開発が進行すると、あじさい通りの北側の雑居ビル街も何らかの形で整備が進む事になるのではないかと思います。



特に6丁目北の再開発が完了すると、JR三ノ宮駅高架下の神姫バスターミナルが、バスターミナルビルに完全集約化される為、新改札口が整備される可能性が出てきます。



実現すれば名実と共に駅前エリアと生まれ変わる三宮EAST。都心の東進は必然かもしれません。

 
関連記事
雲井通5・6丁目再開発

神戸三宮雲井通5丁目地区第一種市街地再開発事業 全国有数のターミナル型高層ビル群形成へ

2024年3月2日
こべるん ~変化していく神戸~
バスターミナルの整備を中心とした超高層複合ビルの建設が進められている雲井通5丁目地区。ようやく敷地内全てにおいて既存建物の地中障害物撤去 …
雲井通5・6丁目再開発

神戸三宮雲井通5丁目地区第一種市街地再開発事業 遂に旧中央区総合庁舎も白箱化 その他の建物も縮小化が続く

2023年2月21日
こべるん ~変化していく神戸~
今年7月の着工に向けて、着々と街区内既存建物の解体が進む雲井通5丁目の再開発地区です。サンパルも上層階からどんどん縮小し始めていますが、 …
雲井通5・6丁目再開発

神戸三宮雲井通5丁目地区第一種市街地再開発事業 街区の完全更地化はもう目前 この再開発によって都心軸は東へと移動するのか

2023年6月5日
こべるん ~変化していく神戸~
今夏7月より再開発ビル本体の建築工事を開始予定の雲井通5丁目再開発。約1ヘクタールの開発用地誕生まで秒読みに入りました。  …
雲井通5・6丁目再開発

神戸三宮雲井通5丁目第一種市街地再開発事業 サンパル内のテナント移転が開始されている 解体は来夏頃から開始か

2021年9月1日
こべるん ~変化していく神戸~
既に今年3月に施行認可が下りている神戸三宮雲井通5丁目地区第一種市街地再開発事業。中央区総合庁舎、勤労会館、東横イン、そして再開発ビルの …
雲井通5・6丁目再開発

神戸三宮雲井通5丁目地区第一種市街地再開発事業 三菱地所の「非丸の内」戦略プロジェクトのひとつ

2024年9月13日
こべるん ~変化していく神戸~
神戸市、国土交通省及び複数民間企業が官民連携で取り組んでいる神戸三宮雲井通5丁目地区第一種市街地再開発事業。バスターミナル、ホール、 …
雲井通5・6丁目再開発

神戸三宮雲井通5丁目地区第一種市街地再開発事業 敷地全体の大規模掘削が進行中 I期完成後のターミナル周辺は?

2024年7月18日
こべるん ~変化していく神戸~
複合ビルとしては県内最高層、三宮エリアでは延床面積が最大級となる雲井通5丁目の再開発ビル。約1ヘクタールの敷地全体で進む工事はまさに …
雲井通5・6丁目再開発

神戸市文化スポーツ局が文化大ホールと三宮図書館の移転とその概要について発表 雲井通5丁目バスターミナルI期ビル

2024年5月25日
こべるん ~変化していく神戸~
神戸市文化スポーツ局は、雲井通5丁目で建設の進むバスターミナルI期ビル内に整備する文化ホール及び三宮図書館についての概要を突如、発表 …

COMMENT

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です