ラスイート神戸新港第一突堤計画

新港第一突堤再開発によって計画されているホテル「(仮称)ラスイート神戸」とコンベンションホールの建設状況です。温泉の掘削工事後、着工が遅れていましたが、初夏にようやく工事開始に漕ぎ着けました。



埠頭の北側(つけね側)に地上10階建のホテル棟が建設されています。メリケンパーク越しに見ると、すでにどうやら基礎工事は完了し、地上躯体の工事が始まっているようです。鉄骨造だと思っていましたが、この距離から見ると何やらRC造のように見えます。



敷地南側に地上2階建のコンベンション棟が建設中です。クローラークレーンが入っています。またホテル棟とコンベンション棟の間に一旦は姿を消した櫓が再び姿を現しています。また温泉の掘削を始めたのでしょうか。



より現場の状況把握をしたい為、ポートタワーに登って上空から現地を見てみました。



ホテル棟の建設現場にズームしてみました。地上から水平に見ていては分かりませんでしたが、どうやら嵩上げしたコンクリートの地盤を構築しているようです。高潮や水害対策と思われます。コンクリートの打設は終わっているようなので、今後は本格的に鉄骨建方が開始されるものと思われます。思ったよりホテル棟は海側に建設されています。



こちらがホテル棟の完成予想パースです。当初の外観からよりクルーズ船に近い形状にデザインが変更されています。設計は日建設計が担当しています。六甲山の傾斜地にこういう外観のマンションが多く見受けられますね。



続いてコンベンション棟の建設地です。こちらも基礎工事が完了しています。すぐにも鉄骨建方が始まるのではないでしょうか。2階の規模なのでこちらの竣工は早そうです。



コンベンション棟を含めた施設整備後の全体図です。施設の竣工は1年後の来年10月を予定しています。神戸の都心近くに住んでいるとなかなか都心のホテルに泊まる機会もないですが、このホテルには温泉というプラス要素がありますし、価格設定もラ・スイートハーバーランド程ではないようなので、新たな人気ホテルになりそうです。稼働率が高ければ、いずれはコンベンション棟跡にもう1棟建てることもあり得るのではないでしょうか。



第一突堤の開発が進む中、第二、第三突堤も次のステージに入る日も近いかもしれません。第三突堤は先日、新ターミナルビルである神戸三宮フェリーターミナルが開業しました。