2021年4月に開業した神戸三宮阪急ビル。早いもので既に完成から2年を迎えました。様々な話題を集めた三宮再開発第1号の大規模プロジェクトでしたが、個人的にも大きな楽しみの一つだったのが、最上階29階のビューラウンジからの眺望でした。
しかしながらコロナ禍での開業により、三密を避ける為、ビューラウンジの一般開放は行われず、レストランとバーの利用時のみしか立ち入りはできませんでした。
しかし2年の閉鎖を経て、ようやく一般開放が開始されました。これによりこれまでエレベーターホールから眺められた北〜西側の眺望のみならず、メインとなる東〜南側の眺望も楽しめるようになりました。
北〜西側は六甲山系の山々を背景に新神戸から北野、生田神社、県庁方面を見渡す事が出来ます。
そして東〜南側。開業直後には階下のレムプラス神戸三宮にも宿泊しましたが、高さが異なるのと、ホテル階にはマリオンが取り付けられている為、眺望が遮られていましたが、29階はカーテンウォールなので、スッキリと景色を楽しむ事が出来ます。
これからこの方向のハイライトとなるのは準備工事がいよいよ開始されたJR三ノ宮駅ビル開発です。そしてミント神戸の背後にも雲井通5丁目のバスターミナルI期ビルが聳えてくる事になります。
南に気持ちよく真っ直ぐと伸びるフラワーロード。大通りに沿って高層ビルが左右に縦列していますが、市庁舎2号館跡地に複合ビルが建つと、更に縦列感に厚みを増す事になります。
残るは神戸阪急とその向かいの神戸マルイを中心とした三宮南西街区。これら駅前のフラワーロードを挟んだ最重要地区の再開発が進まなければ、三宮の真の変貌は成し遂げられません。三宮クロススクエアの完全歩行者空間化についても具体的な時期については示されていません。
高所から見渡す三宮は後方南側に立ち並ぶ高層ビルによって見映えが良いのですが、地上レベルは駅前の建物の高さが低く、ダイナミックさや風格が感じられません。
サンセンタープラザや三宮センター街の再開発についてもその後の続報を聞きません。サンセンタープラザは地道に外壁の塗装改修を少しずつ進めています。
ビューラウンジと銘打っていますが、夜間には「WHISKY BOTTLE BAR DEN SANNOMIYA」が営業する為、5時以降は閉鎖されます。
カウンターの反対側の立ち入りは出来ませんので、東側の駅前広場や三ノ宮駅を見下ろす事は出来ません。
また北側のテーブル・ソファー席もビューラウンジの一部として開放されていますが、混雑緩和の為、10-15分程度の利用を協力されています。
当初のビルのフロア平面図では飲食ゾーンと展望フロアは完全に隔てられる形になっていましたが、最終的にはバーを入れたり、フロア全体を飲食店に変更してしまった為、このようなレイアウトになりました。
またレストランのレジカウンターがエントランス側にあり、店員さんが常駐している為、飲食利用でないとビューラウンジには入れないと思わせる雰囲気が漂っており(これまでの2年が現にそうでしたので)、気軽に立ち入れる感じではありません。無論、「ビューラウンジの利用です」と一言添えれば、何の問題もないのですが、それ自体も億劫ではあります。
この建物の幅について景観規制を緩和して東西スパンを55mに拡大する為、一般開放される展望フロアを設ける事が条件だった筈ですので、市民が遠慮なく自由に利用できるような配慮が必要かと思います。
ようやく一般開放された神戸三宮阪急ビル29階ビューラウンジ エントランスから利用しにくい雰囲気は改善して欲しい
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再開発おめでとうございます
確かにこれはちょっと入りづらいですね…。まだ時間はかかりますが、JR駅ビルに期待します。
大阪のオリックス本町ビルでも同じことが昔から起きていました
無料開放されていて絶景なんですが、レストランを通る必要があり
スタッフにわざわざ話しかけないとダメだしあまりいい顔はされないので
滅多に行かなくなりました
100円でも500円でも徴収して、臆することなく見易い雰囲気を出しても良いかもしれないですね。
意外と駅付近には展望台が少ないと思うので、需要はあるかと。