ハーバーランドのアニヴェルセル神戸跡地の三角地にタイムズ神戸ハーバーランドが21日にオープンしました。
既存建物解体完了後、即、敷地外縁部にグルリとフェンスが設置されましたが、それから半年近くに渡って内部は更地の状態が続いていました。
新設された時間貸駐車場は全面アスファルト舗装が施されました。収容可能台数は169台です。平日の最大料金が600円、週末・祝日は1500円という設定です。
日曜日の午前中には既に満車となっていました。尚、umieとの提携はないので、買い物や飲食によるサービス券の発行はありません。
しかしumie内の地下駐車場やモザイク1階の駐車場はすぐに満車となり、最もキャパシティの大きな立体パーキングは、混雑時に空いている場所を探すのもひと苦労です。
平面駐車場は車を乗り降りするのも便利ですし、この立地はモザイクからも至近距離にあります。煉瓦倉庫隣のコインパーキングも常に満車な事から、週末には駐車需要が非常に高い事は明らかでした。
この土地を保有するのは、umieの入るダイヤニッセイビルやモザイクと同様に三菱倉庫です。ただ同社は土地は保有するものの、ハーバーランド開発時から、建物の建設は単独で行うのではなく、必ず共同開発で行ってきました。ダイヤニッセイビルはその名が示す通り、三菱倉庫と日本生命の、モザイクについても阪急と二人三脚で建設しました。
従ってこの三角地を同社が単独開発する事はないかと思いますので、必ず高度利用に興味を持つパートナーが必要となります。
ハーバーランドは昨年、まちびらきから30年が経過し、umieも今月で10周年を迎えます。
umieはこの10年、コンスタントなリニューアルやテナント入れ替えを進める事で、来街者・来館者を飽きさせず、高い集客性を維持する事に成功してきました。むろん過去3年間は、世界中の商業施設が大きな困難に直面してきましたが、これも乗り越えて今日に至ります。三菱倉庫がイオンモールと手を組むまでは、様々なオペレーターがハーバーランドの復権に挑んできましたが、結局どれもうまく行かず、そのポテンシャルを活かせずにいました。
umieと共に神戸アンパンマンこどもミュージアム&モールも開業10年を迎えました。この二つの施設導入が、この街に息を吹き返させた事は言うまでもありません。適材適所という言葉はまるでこの街の為にできたような気さえします。
神戸のウォーターフロントエリアは、東側への拡大という大きな変革を迎えようとしています。神戸空港の国際化は、関西髄一のシティリゾートである神戸のウォーターフロントにとって大きな転機となり得ます。
タイムズオープンによって暫定利用を開始した三角地は今後、ダイヤニッセイビルを含むハーバーランドの再々開発を考慮した際、むやみ現時点で開発を進めるより、将来の一体的な活用法を検討するべきだと判断されているのではないかと思われます。
タイムズ神戸ハーバーランドがオープン 週末は午前中に満車となる人気ぶり umieは今月10周年を迎える
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