兵庫

神戸アートビレッジセンターが「新開地アートひろば」として4月末にリニューアルオープン



震災後の新開地活性化の起爆剤として、完成した地上19階建ての再開発ビル「リフレ新開地」の低層部地下1階-地上4階の5フロアに開館したアートの拠点「神戸アートビレッジセンター」は、演劇・ダンス・美術・映像・音楽等の分野において若手アーティストの育成に注力してきましたが、オープンから27年を経て、初のリニューアルを図る予定です。



リニューアルにあたって、施設名称も「新開地アートひろば」に変更する予定で、ファサードもカラフルにリニューアルされます。現在進められている改修工事が4月下旬に完了し、4月29日(土)にリニューアルオープンを果たす予定です。



リニューアルにあたり、神戸市は設計・施工を一括して発注する民間事業者を公募プロポーザルによって、タトアーキテクツ・村上工務店のJVに決定。

「アートの拠点」と言うと、どうしても一般市民は近寄り辛いというイメージがあります。今回のリニューアルではこの点を払拭する為、一般に広く利用が可能な施設を1階に配置します。

これには子どもスペース「てててパーク」やコミュニティスペースが含まれます。



他にも飲食店舗、アート関連品販売スペース、授乳スペース等を整備し、地域住民も活用しやすい施設へと転換を図ります。



加えて既存のホールは音響設備のデジタル化を実施。



地下1階には映像展示のギャラリーを設ける他、既存のスタジオも存続させます。



施設内には他にも様々な芸術文化の育成施設が備わっています。防音設備を完備した音楽スタジオ。



アトリエや工房となるスペース。



バレー、ダンス、芝居にも使えるリハーサル室。

公営として、これだけ市民の文化創作活動をバックアップする機能・設備を充実させた公共施設が身近にある事は、その道を目指していきたい人々にとっては非常に幸福な事かと思います。神戸市内にはこうした市民の文化活動を支援し、発表する施設が豊富に恵まれています。子育て支援も必須ですが、ある程度育った子供達が、頂いた興味を実現に移す事が可能である環境が整っているという魅力を広く発信していかなければなりません。

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