三宮中央通りの真下を東西に貫く地下通路。地下鉄海岸線の開通と共に整備されましたが、ビル地下階との接続が殆どない為、通行量は少なく閑散としています。
神戸市は再整備プロジェクトの一環として、この地下通路のリニューアルを計画しています。既にリニューアル後のイメージを公表し、公募によって通路の愛称も「サンポチカ」に決定済みです。
本来であれば、昨秋に工事がスタートし、今春にはリニューアルが完了している筈でしたが、工事施工者を決める競争入札の初回は不調に終わり、12月の再入札も中止されており、工事開始が遅れが懸念されていました。
しかしここに来て、ようやく施工者が決定し、工事の準備が開始されています。通路の壁にも工事開始を知らせる掲示が貼られました。
黒と白の二種類の案内を掲示。少し遊び心を持たせています。
現在、通路は三宮・花時計前駅から三宮プラッツのある地下駐車場入口までの区間は通行が可能です。
しかしそれ以西は既に封鎖されており、立ち入る事が出来ません。
工事開始案内の内容です。施工者は溝口建設。長田区に本社を置く建設会社です。全体区間のリニューアル完成時期は10月を予定しています。
4月13日よりセンタープラザと三宮中央通り地下を結ぶ南北通路を含めてオレンジの区間を先行して改修します。この区間のリニューアル工事は7月まで。その後、残りの区間を10月までに行う2期の工程を予定。
7月には1期部分の完成が見込める事になります。神戸市は現在、活用の進まないインフラのテコ入れを三宮再整備に組み込んでいます。「渡りたくなる歩道橋」、「歩きたくなる地下通路」等が、その実例ですが、歩道橋や通路を見たくて訪れるのは最初だけ。ようはその先にある目的によって活用の是非が決まります。
バーバーランドの商業面の不振についてはかねてから、JR神戸駅からの動線の悪さがその一因と指摘され、その改造が検討されてきましたが、umie開業後、ハーバーランドは不死鳥のように蘇り、動線改造の話は立ち消えてしまいました。やはり根本的な原因究明とその解決を図らなければ、効果は殆ど得られないのではないかと思われます。
三宮再整備・三宮中央通り地下通路(サンポチカ)の改修工事が開始される 10月の全体区間完成予定
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