三宮再整備

三宮プラッツ地下1階改修工事 より潤い豊かな都会のオアシス空間へと変貌 2月末に完成予定



既に完成からもうまもなく2年になろうとしている三宮プラッツ。改修されてからも本格活用・運用が出来ずに現在に至っています。今後、リニューアルされる三宮中央通り地下通路との連携を高める狙いで、三宮プラッツの地下1階部分を中心とした更なる改修工事が開始されました。

プロジェクト概要

三宮プラッツ地下1階改修工事



次の改修は地下1階をメインとし、地下階と1階南側の階段にある花壇に新規で植樹を行いう『緑化』が主なリニューアルの内容となります。



STEP1 想定工事内容

地下中1階
・ピロティ部 床タイル撤去及び新設
・手摺撤去及び新設
・踏面、蹴込のタイル撤去及び新設
・手摺撤去及び新設
・広場東側 床タイルの撤去及び新設鉄骨階段
・基壇部新設
・植栽プランター新設

地下1階
・基壇部手摺新設
・デジタルサイネージ設置

STEP2 想定工事内容

地下中1階
・EVホール部 床タイル撤去及び新設
・EVホール部 床タイル撤去及び新設

地下1階 地上1階
・EVホール部 床タイル撤去及び新設
・EVホール部 点字ブロック撤去及び新規点字シート設置

STEP3 想定工事内容

地下1階
・広場西側 床タイル撤去及び新設
・広場西側 点字ブロック撤去及び新規点字シート設置
植栽工事
・地下1階 植栽プランター 新規植樹
・西壁面ミラー1か所撤去
・地上1階 既存花壇 新規植樹

工期:令和3年11月1日から令和4年2月28日



地下中1階のエレベーター塔・階段周り周辺の工事に着手しています。



既存床タイルを撤去し、新設しています。手摺も新たなものに換えられる予定です。



地下中1階と地下1階は鉄骨階段で連絡しています。この階段もフルリニューアルの対象です。



施工を担っているのは西区に本社を置く清水工務店。



地下1階の大部分は空囲いが設置されてタイル工事が進行しています。



地下1階にはデジタルサイネージが設置される予定です。三宮中央通り地下通路の通行量が増えると、三宮プラッツからの人の流入も多くなるものと想定しているようです。



この地下階改修工事の象徴となる内容が、この巨大植栽プランターの設置と植樹です。



地下1階から地下中1階の吹き抜けを貫く形でシンボルツリーが登場する予定です。この木を周り込むように階段が位置する事になります。

地上1階から地下中1階を繋ぐ南側の階段にも新たな植樹が行われ、現三宮プラッツを豊かな潤いで満たす事になります。このサンクンガーデンの現在以上のオアシス化が図られます。2月末までの工期ですのて、残り1ヶ月余りで完成する予定です。



三宮プラッツは三宮中央通り地下通路の中央広場と接続しています。



三宮プラッツが進化する中で、接続する三宮中央通り地下通路のリニューアルは今後よりその重要性を増す事になります。



その肝心の通路ですが、当初は今春にリニューアルを終える予定でしたが、未だ工事に着手する気配はありません。施工事業者を決定する入札が昨年9月、12月に実施されていますが、1回目は不調打切、2回目は入札中止となっている為、工事を開始できない状況です。
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POSTED COMMENT

  1. イセ より:

    法律の建て付けがあるのかわかりませんが
    大丸までの地下通路に店舗展開をするのは出来ないのでしょうか?

    • しん@こべるん より:

      基本的には地下通路への接続はできないようにしていたようです。播州信用金庫神戸本部ビルが接続しているので現在は可能かと思われますが、地下階のある新築建物が三宮中央通りには殆ど建設されていないのでその後が続きません。

  2. sirokuma より:

    三宮プラッツになぜこれほど入れ込むんだろう?
    下に降りても連絡通路と駐車場があるだけで地下道沿線のビルにアクセスできる訳でもないし、この位置からなら阪急やJRなどへのアクセスも地上からの方が便利ですからワザワザ降りる必要が無い。阪急三宮西口に地下でアクセスできるようにすれば流れは一変するでしょうが植栽だけで効果が上がるとは思えない。
    ここの活用法としては、無料のライブ会場として学生やストリートパフォーマーに開放したら良いんじゃないかと思います。

    • しん@こべるん より:

      確かに阪急西口と接続できると南北の回遊性は出てくるかもしれませんね。兎に角、常に何かしている場にしないと賑わいを生むのは難しいでしょうか。

  3. かく より:

    この記事とは関係ありませんが、先日夕方のニュースで大阪のマンション供給が大幅に増える見込みと伝えていました。コロナ禍でも大阪は建設ラッシュ。うめきた2期開発の着工、市内あちこちでタワマン建設ラッシュ。そのニュースで最後に神戸では前年比マンション供給が減少(確かな数字は忘れましたが、確か25%減)。

    現実を見ずに、個人的な夢とロマンで神戸をますます衰退させているのは久本市長。人口減少に歯止めがかからないのは、市内中心部のタワマン規制にあることは明らか。それに官が主導し、様々な規制を設けるためか、民間資本による大規模開発が全くと言って良いほど行われていないこと。郊外の拠点再開発で神戸の活性化が進み、人口減少に歯止めがかかるとは思えない。

    こんな神戸の行政体質ですから、バスターミナルビル、JR三宮駅ビルはいつ完成するのでしょうか。いやそもそも実現するのでしょうか。

    私は神戸の街が好きです。都心全域を歩いて楽しめるという点は他の大都市より秀でていると思います。そのことを大切にしょうとする久元市長の考えもわかります。しかし、人々は緑多い郊外よりも便利な都心を求めています。バランスを取りながら、都心に人を呼び込み、民間資本をより多く導入することで神戸が活性化すると思います。そのために久元市長には、時代に逆行する都心のマンション規制を撤廃しつ欲しいと思っています。

    長々と駄文、お許しください

    • しん@こべるん より:

      都心のマンション規制は発表時に話題性には事欠きませんでしたが、神戸市の人口減少に歯止めは掛かっておらず、郊外拠点の再整備についても現状は民間デベロッパーが呼応する住宅開発の動きは見られません。規制を導入した現市長は撤回するつもりはないでしょうから、今後4年間は少なくとも変わる事はないでしょう。4年後に人口が増えていなければもう言い訳は通用しません。

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