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コロナ禍で発展の拡大に対して足踏み状態に留め置かれた航空業界。旅客便の国際線には未だ復活の目処は付きません。国内線については、国内の感染状況が落ち着いてきた為、年末年始も含めて利用率は急激に改善してきました。
神戸空港についてはコロナ感染拡大直前には、コンセッション後の関西エアポートによる運営開始、規制緩和による発着枠の拡大、FDAの就航、国際空港化への議論活発化等、着実に利便性の高い空港へと進化を遂げつつありました。
関西エアポートは神戸空港ターミナルビルに11億円を投じて改装工事を実施する予定でしたが、予算計上後、コロナに見舞われた為、実際にこの工事が踏み切られる状況にはありませんでした。
しかし改修工事は寧ろ、空港利用者数の少ない時期に実施すれば、効率的に進める事が可能です。またコロナ後には再び、以前の需要は回復する可能性が高いと判断する事が賢明です。
現在、ターミナルビル内の天井改修が本格的に開始されています。
搭乗ゲート前より東側の部分の天井を覆うように足場が設けられています。
西側の天井火については既に改修が完了したようです。2本のスリット状の照明が平行に取り付けられています。
改修工事前のターミナルビル内の天井の様子です。スリットは今とは異なり、垂直且つ中央にのみ走っていました。
照明の面積が増えた事でより明るいビル内へとリニューアルされています。
おみやげショップは「神戸旅日記」に転換されました。また関西エアポートは、関西各地のお土産をWEBで事前に予約し、関西3空港(大阪国際空港・神戸空港・関西国際空港)の店舗で受け取ることができるサービスである国内線出発前お土産予約サイト「関西旅日記」を昨年12月から開始しています。
天井改修工事に伴って、2階のフロアを見渡せる3階のテラスにはシャッターが下されました。
3階の東側テナントゾーンはコロナの影響によるテナント退店で、だだっぴろい待合空間になっています。
上島珈琲店のみが営業を継続しています。関西エアポートが予定していたリニューアルにはターミナル商業エリア改修も含まれていましたので、既存テナント退店後、フロア内の配置転換も含めた改装を今後、進めていく可能性もあるかと思いますが、ポストコロナを見据えて、リニューアルを行なって欲しいと思います。
案内表示も視認性の高いデザインに刷新されています。
搭乗エリア内でも改修工事が進行しています。
天井改修の主な目的は耐震改修のようですが、築浅のこのターミナルビルも更なる耐震工事が必要なのでしょうか。
その存在を全く知らなかったのですが、搭乗エリアの西奥にある「黒レンガ倉庫CAFE」。フレンチトーストとコーヒーが美味しいそうです。次回、トライしてみたいと思います。
コロナの感染拡大後、約2年ぶりに訪れた神戸空港。年末年始はほぼフル稼働並みに混雑していました。それまでの閑散ぶりが嘘のようです。神戸空港の不要論は今や完全に過去の話になり、その利便性の高さは既に広く知れ渡るところとなりました。2025年という区切りの年に向けて、今後の投資や議論がどう進んでいくのか。これに合わせて既存のターミナルビル改修や拡大等も平行していく事になります。
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コロナ前の計画だとしてもこれは良判断だと思います。
商議所は神戸空港へのアクセス向上を市に提言していますが、市はどう考えているんでしょうね。ポートライナーの車両増、移設などの議論は行っているのでしょうか。
国際化も含め、万博にだけは間に合うように頑張ってほしいですね。