JR西日本グループ企業のJR西日本アーバン開発は西宮市大谷町にあったJR西日本社宅跡地を再開発し、オープンモール型商業施設「夙川グリーンプレース」を9月に開業する事を発表しました。
敷地面積9,740平方メートルに鉄骨造地上1階建3棟と2階建3棟の合計5棟を建設。建物の合計床面積は約3,460平方メートルとなります。
これらの低層建物に食品スーパー、ドラッグストア、レストラン・カフェ、クリニック等の計14テナントを誘致。
地域のデイリーニーズに対応するだけでなく、豊かな暮らしを創出するライフサポート型のショッピングセンターとして、近隣住民の利用を想定。
1ヘクタール近い敷地面積を低層建物のみで贅沢に活用しています。「グリーンプレイス」はJR西日本アーバン開発が阪神間を中心に開発しているオープンモール型を特徴としたショッピングセンターで、施設内に緑豊かな広場や公園機能を配置し、時間消費型の施設を目指しています。
またJR西日本アーバン開発は先日も神戸市営地下鉄名谷駅ビルのリニューアル事業者にも代表企業として決定した事が発表されたばかりです。
同社はこれまで神戸線、山陽本線沿線の駅ビルや駅ナカ商業施設の開発に力を注いできましたが、本格的に軸足を駅ソトにシフトし始めています。
JR西日本グループはいよいよ駅舎の外へ飛び出して商業施設の開発を行う所謂「駅ソト」にシフトを開始しました。既に夙川グリーンプレースは吹田、甲子園口に次ぐ3施設目となります。
近日中に取材に出かけてきたいと思っている阪神御影駅前の長崎屋跡地についても同じく傘下企業のJR西日本不動産開発が複合商業施設の開発を行う事が決定しています。計画されている建物は「御影駅NKビル」で地上3階を想定。地下鉄、阪神線とJR沿線以外の駅前開発にまで触手を伸ばし始めています。
こうした比較的小規模な商業開発が進む中、三ノ宮駅にはまだ未着手というのも複雑な想いに駆られます。この秋以降に動きはあるのか。再検討の結果が待たれます。
地域探訪: 西宮・夙川グリーンプレースが9月に開業 JR西日本は駅ソト開発の積極化に舵を切る
スポンサーリンク
スポンサーリンク
スポンサーリンク