コロナ前よりインバウンドを中心とした南京町人気によって鯉川筋における観光バスの路上停車が渋滞を引き起こす社会問題が生じていました。この解消を目指した神戸市は当初、鯉川筋の道路改良工事によって沿道にバス乗降場の整備を計画していましたが、最終的には元町駅前の中央幹線への整備に変更しました。
車道の一部を潰して歩道の拡幅を行い、その東側に貸切バス専用の乗降エリアを整備しました。
オラタンシアビル前に3台分の乗降場が確保されています。既に看板も設置されました。バス専用乗場と書かれているのでしょうか。
バスのドア付近は駐輪設備が撤去されて新たなインターロッキングブロックの舗装が行われました。
新たな標識も立てられました。バス乗降場として稼働を開始すると、一般車の路肩停車は出来なくなります。
南京町へは200m程の南下ですので、アクセスは良い筈です。混雑時の南京町では東西通行は大変ですから、バスを降りて、北側からの方がアプローチしやすいものと思われます。
一番西側は貨物配車専用スペースとして整備されました。
今回の乗降場整備は簡易的な設備で観光バスを中央幹線に停車させて、鯉川筋の渋滞を解消すると共に、将来的なバスターミナルの整備にも布石を打つ社会実験的な位置付けかと思われます。本命は鯉川筋の南側に位置する栄町通のGSパークの再開発には付随する新たなバスターミナルの整備なのではないかと推測しています。
元町地区貸切バス乗降場整備工事完了 アフターコロナでフル活用を期待できるか
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