元町

ワコーレシティ神戸元町新築工事 3棟構成177戸の大規模マンションを和田興産と東急不動産が共同計画



和田興産が東急不動産と共同開発事業として進めている「ワコーレシティ神戸元町」。地上11階建 延床面積13,807.95平方メートル 総戸数177戸の大規模分譲マンションプロジェクトです。ずっと現地取材をしたかったのですが、ようやく現場に足を運びました。



立地は下山手通8丁目。JR元町-神戸駅間で、最寄駅は阪急・神戸高速線花隈駅もしくは地下鉄西神山手線大倉山駅となります。

1970年代に建設された山手ハイツ、第二山手ハイツの跡地で建設されています。大規模な民間賃貸マンションを解体して、跡地に民間分譲マンションを建設するという珍しいケースの再開発になっています。



建物は3棟構成となっており、「に」の字型に配置される計画です。この物件の設計を担当するのもホテルシェレナ西館跡地で計画されている「神戸市中央区元町通6丁目計画」と同じくIAO竹田設計です。これまでのワコーレシリーズは大土呂巧建築設計事務所が専属のように設計を担当してきましたが、ここ最近の物件は他社にも発注しているようです。



都心近接の大規模物件らしく共用施設やエントランス周りにも気品が漂うデザインが採用されています。販売価格帯は1期の2LDK+S 71平方メートルで5,630万円~6,000万円、2期の1LDK 44平方メートルで2,980万円~3,520万円となっており、価格は高めの設定です。



マンション価格の高騰は非常に顕著ですが、神戸の都心マンションの価格も実勢でやはりかなり上がっている事を実感します。この価格帯でも竣工前に完売するのでしょうか。



施工を手掛けるのはノバックです。つい最近でも磯上通のケーニヒスクローネの新店舗ビルの建設を同社施工で開始しています。



3棟の建物を同時進行で施工しており、現状はタワークレーンが2機投入されています。



敷地の斜向かいにはスーパーのライフ下山手通店があり、立地上の生活利便性は非常に優れていると言えます。



都心と住宅地の狭間のようなエリアであり周辺には多くのマンションが立っています。



近隣でも大規模な建設工事が進行中です。隈病院が増床工事を進めています。甲状腺の専門病院です。



8月末の完成予定で進められている増改築工事。完成後、延床面積は1.25万平方メートルへと約4,500平方メートル増床する予定です。



オレンジの斜線部分が増築エリアです。敷地面積では合計の半分近くを占めています。



左奥が増築部分です。増床によって病床数も増やす事になるのかと思われます。

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