関電不動産三宮1丁目計画

(仮称)三宮町1丁目オフィス 関電不動産開発 鉄骨建方は11階に突入し、上棟の日も近づく



三宮町1丁目の旧播州信用金庫三宮支店跡地で同支店建物解体後にコインパーキングとして長年に渡って暫定利用されてきた土地は保有主が変わってきましたが、最終的には関電不動産開発が取得し開発に乗り出しています。同社は高松建設の設計・施工で地上12階 延床面積8,406.54平方メートルのオフィスビルを建設中です。1-2階には店舗を入れ、3-12階はオフィスフロアとした三宮では希少な最新ビルとなります。

プロジェクト概要

(仮称)三宮町一丁目オフィス



敷地面積 1,007.62平方メートル
建築面積 829.02平方メートル
延床面積 8,406.54平方メートル
高さ 56.1メートル
構造 鉄骨造
階数 地上12階
用途 事務所(3-12階) 店舗(1-2階 5区画)
設計 高松建設
施工 高松建設
竣工予定 2022年2月

https://sannomiyacho-1chome-office.jp/
物件公式サイト









建設状況の様子



鉄骨建方と躯体工事を同時に進行していますが、この作業もいよいよ佳境に入ってきました。東側の一部を除いて組み立てられた鉄骨は周囲の建物の高さを凌駕しています。



現在、最高部は既に11階に達しています。またファサードの7階まではPCカーテンウォールの取り付けも進められているようです。



残り1フロアで上棟するとあり、圧倒的な存在感を示しています。しかしこの建物はタワークレーンを使った建設工事を行なっていますが、何故、敷地の一画を手付かずにしているのでしょうか。ラフテレーンクレーンの稼働場所の確保の為にこうした段階的な鉄骨建方を行う例は多々ありますが、タワークレーンがありながら、こうした施工風景は珍しいのかもしれません。



周囲の建物からあたま一つ飛び抜けました。未着手の鉄骨が組み立てられると、今以上に目立つ建物になる事は必須です。

完成まで8ヶ月に迫る中、テナントの引き合いはどうなっているでしょうか。特に店舗区画のテナント募集状況が気になるところです。



近隣のドアロード・河南ビルの1階は仮囲いに覆われていましたが、遂に撤去されました。「ミディウミソリッド」やセレクトショップ「MARcourt」なども手掛けるマザーズインダストリーが運営するレディースファッションのアパレルブランド「MIZUIROIND」の路面店コンセプトストアを開業予定でしたが、コロナの影響かオープンを見合わせたまま半年以上が経過していました。



ようやく開業に目処が付いたのか、はたまた出店を取り止めたのか。近隣も空きテナントが増えました。緊急事態も解けて、ワクチン接種も加速している中、今後の経済活動再開でテナント事情も改善によって空室の解消に向かってくれたらと願います。
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