ポートアイランドII期

クリエイティブラボ神戸 CLIKが完成・オープン 神戸医療産業都市に新たな研究開発・オープンイノベーション拠点が始動



神戸市と神戸都市振興サービスがオープンイノベーション拠点施設とし建設を進めてきたクリエイティブラボ神戸(CLIK)が完成、オープンを迎えました。鉄骨造 地上6階 延床面積12,268平方メートルの建物はレンタルラボスペースの「ウェットラボ」を中心として、建物内にライフサイエンス分野のスタートアップが初期投資を抑えつつ研究開発を加速するための拠点「スタートアップ・クリエイティブラボ(SCL)」も整備。



周辺に集積するレンタルラボを提供する施設では入居率が90%を超えており、新施設の完成が待ち望まれていました。既に大手やベンチャー企業による進出で6割の入居が決まっているようです。



この他、建物の1、6階にはノーベル医学生理学賞を受賞した本庶佑氏が研究開発を主導する「次世代医療開発センター (HBI: Honjo Kobe Research Center for Biomedical Innovation)」が来春に開所予定です。



エントランス横の外壁にCLIKとHBIのロゴをあしらった



2階レベルで隣接するKCMIとデッキで連結しています。



2階に整備された入荷者の交流スペース「イノベーションパーク」の様子です。



奥のカウンターはカフェです。カフェには萩原珈琲株式会社が運営する「みなとじま喫茶室」が出店しました。交流によるイノベーションの創出が期待できます。



デッキと連絡する2階のエントランスです。



KCMI側から眺めるCLIKの2階エントランス周りの様子です。



KCMIの2階はポートライナー京コンピューター前駅と連結しています。バリアフリーで2施設へのアクセスが可能になっています。



CLIKとKCMIがデッキで繋がっている様子が分かります。



敷地の境界には植栽が行われました。



建物の前の掲示板です。近隣の富嶽についての掲示がありました。



KCMI以来のラボビルの完成です。この新築ビルも既に占有率が高まっており、再び新たな床が必要になりそうです。今後、どんなイノベーションがこれらの施設から生まれ、医療やビジネスに応用されていくのでしょうか。医療産業都市への進出企業・団体数の進捗は近年、鈍化傾向にあります。この施設が弾みとなればと思います。

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