今年4月より東口を中心にJR西日本が17億円を投じて進められているJR三ノ宮駅の改造工事。半年が経過してその構想内容の一部が実際に明らかになってきました。
東口改札を出て正面となるアパレルショップ跡にはなんとJR関連企業である旅行代理店「日本旅行」が中央口から移転オープン。
隣接して南側の角地には同じくJRの運営するコンビニエンスストア「デイリーイン」が開業。
一度、閉店した喫茶店は店名を変えて再オープン。こちらもJRが運営しています。
東口へ移転した中央口の日本旅行は閉鎖されて、改装工事がスタートしました。東口のみの店舗構成変更かと思っていたのでこれは意外なサプライズでした。ここへはどんなテナントが誘致されるのでしょうか。東口の改装は元はと言えば、神戸空港の開港や大学開校、医療産業都市拡大によるポートライナーへの乗り継ぎ客増加に対応し、ミント神戸の開業、阪神三宮駅東口の開設、旭通4丁目再開発等の大型開発案件によって更なる乗降客数増加に備えることを目的としたことに端を発していたはず。今回の措置にはどんな狙いがあるのでしょうか。
中央口は最大空間を備え、通行量も最も多いコンコースです。JRとしてはこの場所に自社の旅行代理店を構えているより商業施設として優良テナントへ貸し出した方がより高い賃料収入が得られ、集客力もアップできると算段しているのかもしれません。
まだ現段階では改札や改札内への工事は着手されていません。改札外にある柱が行く手を阻んでいる状況に改装は加えられるのでしょうか。
その他の構内の変化としては、駅舎とターミナルビルを連結した東西通路の柱の東西二面にはデジタルサイネージが設置されました。
ポートライナー三宮駅下のコインロッカーとして利用されていた旧JRバスターミナル待合室は再度、閉鎖されて改装工事が進められています。ここに現在、交通センタービル1階にある観光案内所である神戸市総合インフォメーションセンターが移転してくるようです。より駅に近接したこの場所に観光拠点を移設するという意図のようです。交通センタービル内のスペースが手狭であることも一因かと思われます。12月1日にオープン予定です。
またターミナルビル1階東側にあった飲食店でも改装工事が進められています。こちらにも新たなテナントが入居するようです。現段階で新たにビル内にテナントを誘致するということはまだ少なくとも数年はターミナルビルの解体は無いということでしょうか。
現在まだ工事中のエリアに加えて今後、改装が開始されるエリアがどこまで拡大されるのかは分かりません。今年度中に固まるとされる三ノ宮駅の全面改修構想との関連性も非常に気になる所です。
JR三ノ宮駅東口改修工事
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少しずつですが、駅中が綺麗になってきましたね。案内所は移して正解だったと思います。高速バスなどで神戸に来た方に一番に目にしてもらえる場所ですし。中央口前はやっぱりオシャレなショップやお菓子、お土産店がはいるのでしょうか、となるとトイレはどこへ? 自動改札機も西口もあるとはいえ、利用者数を見ても他の都市より少ないし、指摘されているように巨大な柱も問題ですね。
建て替えは神戸市からもお願いしているので、あるとは思っていますが、 利用者増加を辿るポートライナーの駅は?ルクア三宮は? 大阪駅のような大きな広場は? など年度末が待ち遠しくて仕方ないです(笑)
僕は神戸は1つの都市圏である以上、都心にタワマンとかばっかじゃなく、沢山ビルやお店がほしいです。しかし今はまだその時期ではないです。
だから新しい三ノ宮駅には神戸都市圏の顔として、どしっと構えていてほしいし、周辺の再開発のきっかけになってもらいたいです
翔@KOBEさん
そうですね。神戸の反撃の狼煙は駅ビル開発からだと思います。大阪の今の開発ブームのきっかけがJR駅ビルだったように神戸でも三ノ宮駅の建替えが周辺開発のスタートになる日を期待したいですね。