ほぼ1年ぶりに姫路を訪れました。もっと早く訪問したかったのですが、なかなか機会を逸してしまい、気づいたら1年が過ぎてしまっていました。昨年11月には施工真っ最中だったJR姫路駅南口(新幹線口)の駅前広場再整備事業が完了しました。
整備が先行し賑わいが大幅に増した北口に比べて、南口は駅裏感が強く、駅前広場の再整備が必須の状況でした。また北口をトランジットモール化した為、駅前広場への一般車の進入が制限された為、南口でこの機能をすべて補完する必要があった為、こちらではかなり大きな一般車用ロータリーが設けられました。
南口駅前の新しいシンボルは透過性のある膜素材を活用した大屋根です。膜素材はJRの新幹線停車駅の再整備で最近、頻繁に活用されています。
駅前広場の中央部です。明るい色調の舗装ブロックで覆われており、駅前が広々且つ明るくなりました。
植栽・植樹が施され木製のベンチも設置されました。木々は夜間はライトアップされます。
バスターミナルには屋根が整備されました。JR明石駅前の広場再整備でも同様の屋根が採用されています。
非常に開放感のある駅前広場です。駅前に土地の無い三ノ宮と比べるととても羨ましい限りです。ターミナル駅として相応しい風格を備えています。
駅前大路の石柱も中央分離帯上に設置されました。
舗装の刷新は駅前大通りの一部にも及びました。歩道の幅員を拡大して歩きやすい歩行者空間が生まれました。
膜素材の大屋根の下はイベント広場にも活用できるかと思います。
美しく生まれ変わった南口ですが、オフィス街としての色合いが強い為か休日の人通りはまばらです。
ただ駅前通り沿いには真新しいテナントビルが完成していました。アルミカーテンウォールでファサードを覆ったこのビルはオーパスビル。鉄骨造地上4階建てで、クリニックや居酒屋等のテナントが営業しています。
JR姫路駅は兵庫県内の駅では最も大規模でターミナル駅らしいターミナル駅です。いつ来てもそう思わせます。
駅構内の広さは政令指定都市の中心駅に匹敵しています。
駅構内のサイン、案内板の表示類もすべてJR西日本共通のコントラストを強めて視認性の高いデザインに刷新されています。やはり在来線と新幹線が集約されたJRのターミナル駅は必然的に拠点度が高まります。また姫路は兵庫県内ではインバウンドの恩恵を最も享受している都市です。新規ホテルの建設も続いており、今後も播磨地区・県西部の中心として、国際観光都市としての発展が期待されます。
地域探訪: 姫路南駅前広場再整備が完了
スポンサーリンク
スポンサーリンク
スポンサーリンク
JR姫路駅の再整備は見事で羨ましいですね。それに比べて三宮駅前はいまだ雑然としたままですね。悲しい…。
ところで(仮称)三宮町テナントビルPJが動き出しましたね。杭打ち機が登場していよいよ工事が始まりそうです。
しかし、こんなに残念な駅前再開発ビルは初めてです…。
初めてコメントさせていただきます。
姫路の久しぶりの訪問うれしい限りです。駅周辺の整備は一通り終わり以前より人の往来は増えた気がします。
高齢化の日本は脱車社会が進み公共交通機関の重要性は増えてきてるなと思えるようになりました。
今姫路はコンベンションセンターを建設中ですし総合医療センターの建設も始まりました。来年は中央市場や姫路港の整備も始まるみたいです。近いうちにまた姫路の訪問たのしみにしています。