JR三ノ宮駅の三宮ターミナルビル撤去工事は塔屋の解体が完了し、いよいよ建物フロアの解体が進行し始めました。まずは11階の旧レストラン街が取り壊されています。
タワークレーン2号機のマスト上部をビル本体と連結して支えていた補強材が姿を消し、1号機同様にクレーンの高度が1段階低くなりました。
既に11階部分は消滅しているようです。防音パネルのアクリル板の向こうには陽光が差し込んでいます。
より高い位置から観察すると、この点がはっきりします。
最上部では一部の鉄骨の柱や梁を除いて瓦礫の山が出来ています。
三ノ宮駅構内でも仮囲いの設置が始まりました。
1階の解体のみならず、地下階の撤去工事も始まっているようです。
建物を上階から順に解体するのではなく、各階を同時進行で複合的に解体しているようです。
解体期間は21年3月までとまだ1.5年近くを要します。前回、9月に開催された第91回景観審議会では非公開となった協議が存在します。この非公開案件はJR新駅ビルなのではないかと推測しています。解体期間中は少なくとも新駅ビルの内容について協議を行う期間として充当する事が可能かと思われます。
しかしながら、神戸市会の一つとして開催されている「未来都市創造に関する特別委員会」の直近に行われた8月の会議では、森本市議がJR駅ビルについて神戸市都市局都心再整備部長にJR西日本から計画案は示されていないのかを詰問したところ、部局担当は市には示されていないと回答しています。JRの駅ビル概要が固まらないと、国と市が共同で進めている駅前空間の再整備にも影響を及ぼします。
JR三ノ宮駅 三宮ターミナルビル撤去工事 11階消滅 地下階の解体も進行中
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