大阪万博公園内・エキスポランド跡地に開業した日本最大級の大型複合施設「エキスポシティ」。先日、商業施設のららぽーとエキスポシティについて取り上げましたが、続く第2弾として、日本一の大観覧車であるレッドホースオオサカホイールについて取り上げたいと思います。
同観覧車から見下ろすエキスポシティの俯瞰です。意外と広大な敷地内に巨大な建物が窮屈に収まっているという印象です。
こちらが乗客が乗り込むゴンドラです。室内は大きめに造られており、ゆったりとしています。エアコンも完備しており、快適に遊覧が楽しめます。こちらは通常ゴンドラですが、VIPゴンドラもあるそうです。
なんと床はシースルー!!高所恐怖症の人には少しスリリングですね。
眼下に万博公園のシンボル「太陽の塔」。
中国自動車道の背後に千里中央の高層ビル群が聳えます。高さ180mを越える2棟のタワーマンションの出現が千里中央の再生を象徴しています。今後、千里阪急建て替えと合わせた大規模商業施設の再開発が計画されています。エキスポシティにとっても大きな脅威になるでしょう。
吹田ジャンクションの背後にはイオンモール茨木があります。北摂地区は阪神地区と共に関西の人気住宅地として双璧を成しますが、大型複合商業施設は群雄割拠の時代を迎えています。伊丹にもイオンモール伊丹がありますし、阪神地区には西宮ガーデンズ、ららぽーと西宮鳴尾浜、尼崎キューズモールがありますし、高速で繋がる神戸三田プレミアムアウトレットやイオンモール神戸北も圏内では競合します。
ガンバ大阪のホームスタジムである「パナソニックスタジアム吹田」です。
ラストは彼方に拡大を見せる大阪都心のスカイラインです。左に阿倍野ハルカス、右に梅田スカイビルを望みます。大阪一円を望めるこの観覧車からの夜景もさぞ素晴らしいでしょうね。モザイクの観覧車もハーバーランドのアイコンとして欠かせない存在ですが、やや小ぶりです。第一突堤基部は神戸みなと温泉蓮の駐車場になっている北側の敷地に100m級の最新観覧車が出来ると、新水族館と共に名物になるのではないでしょうか。
地域探訪: エキスポシティ レッドホースオオサカホイール・日本一の大観覧車から眺める北摂地区
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ららぽーとエキスポシティは私もよく行きますが、客層として最も多いと感じるのが子連れ家族です。
おそらく吹田、茨木、箕面、池田、高槻などの北摂地域在住の家族連れと思われます。
非常に大規模なショッピングモールであるにもかかわらず、土日(特に日曜日)は明らかにキャパシティーオーバーになっています。
特にフードコートを含む飲食店と駐車場のキャパシティーオーバーが顕著で、周辺に同様の施設ができて人が分散してくれることを願うレベルです。
つまり、それだけの人口を周辺に抱えているということです。
神戸で同じように子連れが多いのは、ハーバーランドかと思います。
ハーバーランドは、umieができる前まであまり繁盛している様子はありませんでしたが、近年のタワーマンションを含むマンションが神戸駅周辺やハーバーランド内に建設建設されたことを契機に子連れ家族を中心に再びにぎわうようになりました。
一部では、「umieができたから人気が回復した」と考えている方もいらっしゃるように感じましたが、人口の多い神戸市郊外からのアクセスが悪いハーバーランドの起爆剤になったのは周辺人口の増加によります。
幸いなことにハーバーランドは新快速の停車する神戸駅が近いので三宮や梅田へのアクセスがよく通勤には最適です。
また、ハーバーランド内では車が侵入できる部分が限られているので、子供連れには安心です。
今後、三宮の再開発の行方を決めるのも中心街周辺人口をどれだけ増加させられるかにかかっているように思いました。
実際、梅田にはタワーマンションが続々とできており、郊外からの通勤だけではなく、中心街の人口増加にも努めています。
やはり、中央区へのタワーマンション規制など高さ規制は早急に取りやめるべきです。
さらに、神戸の場合、人口が西区、垂水区、須磨区など郊外に集中し、中心街により近い長田区の人口が少ない現状です。
個人的には、新長田への市役所の一部移転ではなく、ほぼすべての機能を長田区に移転できないかと考えています。
あるいは、長田区を再開発して大学などの移転を募るのもいいかもしれません。
域内人口の増加促進は必須ですね。ウミエの成功はモール空白地帯のニーズを満たしているからだと思います。パーキングも週末は常に満車です。平日は周辺人口が物を言いますね。
私は、その観覧車には暗くなってからしか乗ったことがありませんが、夜景も本当に素晴らしいですよ。
さて、今の時代、きれいで便利な商業施設が地域にたくさんあると、そこに住みたいと考える人が非常に増えるので、供給過多になるというケースはあまりないという印象はあります。
また、昔に比べて今は、公共交通機関で商業施設に行くという意識が高まっているので、車のように渋滞の心配をせず、多少遠くても優れた商業施設に行く人が増えたのかもしれません。商圏人口の増加につながっているかもしれないということです。
私自身、京都府内に住んでいますが、神戸に素晴らしい商業施設ができたと聞いたら積極的に訪れたいと思います。阪急沿線に住んでいるからです。もし車だったら、神戸まで気軽に足を運ぶことは困難です。
夜にも乗って見たいですね。次回は。湾岸線が伸びればクルマでの神戸ドライブという需要は高まるかもしれません。