先週、神戸阪急ビル東館の詳細情報をお伝えしたところ皆様からたくさんの反響を頂きました。既存ビルの解体工事ですが、8月13日にビル内の通路が閉鎖されてから本格的に建物の解体がいよいよ始まるのをいまかと待っていましたが、ようやく作業が開始されました。
撮影日には東と北面の一部が足場と養生ネットを被った状態でしたが、今は大部分がネットに覆われており、通路が閉鎖された建物の東側は見えない状態となりました。この日は建物屋上から建材の上げ下ろしが行われていました。
この光景をずっと夢見てきました。まさにDream comes trueですね。
同じクレーンが交通センタービルの後ろに見えています。この場所に新しい神戸阪急ビル東館が聳えることになります。交通センタービルの最高部が50mですので、新ビルの最高部はこの写真のフレームには収まりきらない高さとなります。
西口のコンコースも一部が閉鎖されています。西口の美装化はこうやって部分部分を少しずつ閉鎖して進めていくのでしょうか。今、JRに乗っていると三ノ宮駅到着前に「神戸阪急ビルの建て替えに伴って、通路が閉鎖されている」旨を車掌がアナウンスします。同じく駅ビル建て替えを予定しているJRにとってこのアナウンスの実施はどう捉えられているのかなと思いました。
また最近、東京から来た知人に三宮を案内している際、「せっかくの駅前なのに有効に使われていないね」というコメントが出てきました。首都圏では(首都圏に限った話ではありませんが)駅前と言えば真っ先に有効活用・高度利用される一等地です。それが遅々として進まない事情背景が三宮にはあるのですが、駅前に溢れる人の多さに反比例して古ぼけたそごうや背の低い駅ビルの姿に違和感を覚えたのではないかと思われます。阪急とJRの駅ビルが建て替えられた暁にはそのコメントもまた変わったものになるのかなと。あとはやはりそごうですね。
神戸阪急ビル東館解体撤去工事
スポンサーリンク
スポンサーリンク
スポンサーリンク
お疲れ様です 本当 jr と阪急 建て替えられた時の三宮を早くみたいですね
景観デザイン協議の推移を見ていると、この駅ビルのデザイン決定までになんと三年もの月日がかかっていることに驚きます。一階のピロティや屋上展望階の設置、ランドマークとしての外観、ライトアップの構想など、阪急がここまでやってくれているのかと感謝で言葉がありません。
「ありがとう阪急!」の一言です。
予想通り、市側が計画を遅らせていたことが分りました。
同時期に建て替え構想を発表したJRが同じように住宅都市局と協議を始め、あまりにも同様な細かい行政指導に嫌気がさして構想延期になったのも頷けます。JRに阪急ほどの神戸愛はないでしょうし、協議する時間もお金ですからね。
阪急三宮駅ビルにしても、JR三宮駅ビルにしても、神戸人ならどれだけ待望しているか行政側が分っていないはずはないのにと首をひねります。それなのに次々あーだこーだと注文を入れる、あるいは『上から目線』の審議会に認めさせる口実づくりをするための景観デザイン協議なら、必要ないと思います。
まあ実際、審議の内容を見ると事業者側にバカにされているようですが。
結局、都市景観条例も役人の利権の温床しかならなかったかな。
これだけの時間かけてたらJRが延期になるのも無理はない。
梅田には150m級の梅ヨドタワーが建つようですね。大阪は勢いがありますね。
この駅ビルにしても、たった121mの高さなのにあべのハルカスを例に出してきて、大阪市は近鉄にもの凄い公共貢献をさせているので、神戸市もそれぐらいやるべきだと煽っている委員もいるぐらい景観審議会は権威主義の集まりです。
ハルカスは日本一を目指したビルですし、近鉄、大阪市とも官民一体で大阪市民に喜んでもらおう、日本のランドマークとして認めてもらおうという意欲で建設されたビルです。大阪市は公共貢献をさせているのではなく、そのための容積ボーナスを与えて近鉄に協力さえしています。
都心開発に対して根本から神戸と大阪は考え方が違ってきている。
今後のJR駅ビル開発に対しても見栄からとんでもない要求をしかねない存在です。建築・景観の美観を審議するのが本筋なのにスタンスがおかしいをとおり超え、狂った団体になりかねないと思っています。