伊藤町計画

4月開校の神戸・甲陽音楽&ダンス専門学校と隣接地の活用は?


4月に開校予定の神戸・甲陽音楽&ダンス専門学校。旧居留地・伊藤町に完成した専修学校は和田興産が当初はマンション開発の為に購入した土地を用途変更して敷地の南側に校舎ビルを建設しました。


歩道に面してピロティのある建物のデザインは同校が提携する米国の音楽の名門であるバークリー音楽院のあるボストンを彷彿とさせます。


1階のエントランスは2層吹き抜けで開口部も大きく、クラシカルな外観とは一線を画してカラフルでモダン且つ明るい空間です。壁面には巨大なモニターも設置されています。


来週から学生が集い、周辺への賑わいを感じさせる建物になるでしょう。学生は近くの東遊園地にも繰り出し、同園で行われるイベント等への参加やコラボも考えられます。


旧居留地は専修学校の集積という側面でもその可能性を伸ばす事も出来るでしょう。既にこの甲陽学院の他、近隣には神戸ベルェベル美容専門学校もあります。


北側の壁面に学校名が下から照らされて浮き出していますが、気になるのはこの北側に新たに建物が立つとこれが見えなくかるかもしれない点です。


神戸甲陽音楽・ダンス専門学校の建設された敷地は元々、三宮伊藤町ビル北館・南館の2棟のオフィスビルがありました。これらを解体撤去して、南側に同専門学校が完成しましたが、残る北側は手付かずで更地のままです。


駐車場にでも暫定的にするのかと思っていましたが、数ヶ月間もこの状態です。和田興産がこの土地の活用方法をどう練っているのか気になるところです。この土地の西側はコインパーキングが営業中ですが、もし二つの土地を集約して東西に大きく敷地を取ることが出来れば、また面白い開発が出来るのではないかと思います。ただマンション開発ではなく、オフィスとホテルの複合ビル等、商業・業務開発を進めて貰えると嬉しいですね。東遊園地の再整備や市庁舎建て替えによって旧居留地の東側は今後、再注目されるようになるかもしれません。南側には再開発が開始される新港地区もあり、三宮とウォーターフロントに挟まれている事で往来が増える可能性があります。

近隣にある日本真珠会館・神戸パールミュージアムは建て替えが決定していた筈ですが、もう何年も動きがありません。建て替えは白紙撤回されたのでしょうか。

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