神戸阪急ビル東館の建替と合わせてリニューアルが予定されている神戸阪急ビル西館。今秋10月からの改修工事によって商業床の面積は現在の5,100平方メートルから4,400平方メートルに縮小されますが、「今風」の商業施設へと生まれ変わります。3月上旬に日経新聞が同ビルのリニューアル計画について報じた際は営業中の既存テナント9店との退店協議に入るとの事でしたが、既に西館内で営業していた大型テナントの閉店は始まっています。
namco三宮店は3月3日に閉店しました。既にお隣のタリーズコーヒー阪急三宮サンキタ通り店はこれに先立って2月11日に閉店済。
更に西隣のイタリアンバールは内装の解体・撤去工事が進められていました。
その他、西口改札コンコースまで続く館内のテナントは軒並み全て閉店済でした。工事開始までまだ約半年ありますが、早期の一斉閉店です。今後、サンキタ通りの南側が全て工事中になるので賑わいへの影響は懸念されます。
西口改札外コンコース内のテナントも閉店済でした。向かって左側の仮囲いがある場所に出店していたベーカリーは割と最近、開業したばかりで閉店したので、こんな好立地でも商売がうまくいかなかったのかと思っていましたが、結果的にはリニューアル計画を控えて短期の賃貸契約だったという事でしょう。
コンコース吹き抜け前のマクドナルド阪急三宮西口店は営業中です。前述の退店交渉とはこのコンコースより西側で営業しているテナントを指しているのでしょうか。リニューアルの範囲がどこまでを含むのか気になります。
東館の建替工事は西側部分の既存建物の地中障害物撤去工事が引き続き行われている模様です。工期はあとちょうど残り2年となっています。地上躯体の鉄骨建方が開始されるのも西館改修工事が始まる秋頃でしょうか。
東館の低層部は旧東館のデザインを踏襲する予定ですが、西館の外観は一体どのようにリニューアルされるのかも気になります。単なる外装材の美装化に留まるのか、それとも東館との調和を図れるようにクラシックな外観を纏うのか。誘致テナントや店舗フロア構成にも興味津々です。三宮の阪急駅舎はこれまで梅田のような「阪急らしさ」をあまり感じる事ができませんでしたが、今回のリニューアルで大きく変わる事でしょう。駅ビルと駅全体が一体的に一新されます。不透明感の漂うJR駅をよそに阪急はどんどん前進しています。10月はそごう神戸店も神戸阪急になるので、今秋は神戸における阪急の存在が大きく変わる転換点になるでしょう。
神戸阪急ビル西館 リニューアル工事に向けて既存テナントの閉店始まる!
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この三角ビルは阪急神戸三宮駅の西館ではありませんよ。
駅の西側改札口が西館です。
阪急独特のレトロなアーチ型が残っているのがその証拠です。
神戸高速と接続するまでは西館ビルとして機能してました。