大型客船の寄港数が過去最多を記録してもポートターミナルから大型バスに分乗して大阪や京都に繰り出す外国人観光客。神戸は素通りというタイトルの新聞記事が踊りました。関西三都の中で大阪、京都が多分にインバウンド需要の恩恵を受けている一方、神戸はその需要を取りこぼしてしまっています。その要因と共にどの様に対応すれば現況を変えることができるのか。今回は神戸の観光について考えてみたいと思います。
関西の訪日外国人客は8割が大阪府と京都に集中し、兵庫県の2014年消費額は431億円で大阪府の16%に留まるそうです。関空の入国者数も2月単月は成田を越えたそうです。この大半を占めるのが団体ツアーで訪れる中国人観光客です。初めて日本を訪れる人々にとって大阪・京都はやはり外せない人気都市で初訪日で神戸がまず第一の目的地として選ばれることは知名度の点からも難しそうです。
ではなぜ神戸は選ばれないのか。大阪や京都は個性が強過ぎる他、提供するコンテンツが豊富です。これら二都市と比べると分が悪いのは一定レベルにおいては致し方ありません。しかし根本的な問題は神戸自身にあるようです。
とある海外の旅行情報掲示板でこんなタイトルのスレッドを見つけました。
『Should I visit Kobe? 神戸を訪ねるべき?』
これはある海外の方が10日間の西日本旅行を計画しており、大阪を宿泊拠点として京都、奈良、姫路、広島等を周遊する予定を立てた際、1日空きが出るのでこれを神戸に充てるべきかどうかを尋ねたところ、数多くの返答があったようです。この方自身もそれまでにネットで調べたところ、神戸を訪れるには十分な理由が見当たらないのだが、訪れない事で見逃してはならない物を見逃して後悔したくないという気持ちからこのスレッドを立てたとのこと。
この質問に対する回答は・・・
「その1日は京都か大阪に充てた方が良い。神戸は観光客にはお勧めしない。住むのには最高だろうけど。」
「神戸以外にも西日本にはもっと素晴らしい所が沢山ある。」
「神戸に住んでいたことがあって好きな街だけれど、1日を神戸に充てるのは厳しいかも。」
「1日を費やしたけど、知り合いがいたから。とても良い街ではあったけど、神戸に行く特別な理由があるのならお勧め。でも神戸以外にも見るべき場所は沢山あるはず。」
これらの回答に対してスレッドを立てた本人の結論は・・・
「神戸はやっぱり飛ばしても差支えなさそう。」
非常に残念な結論です。実際に住んでいた人、実際に訪れた事がある人も含めて神戸に対する印象は「観光客にはあまりお勧めすることができない。なぜなら見るべき物が無いから。」
これを読み解くと、せっかく日本に行くのだから、日本でしか見れない物、日本でしかできない体験をしたい=神戸で見れる物、できる事は海外の他の都市でも可能という事になります。日本国内では山と海に囲まれた風光明媚な港町且つ大都市は神戸の専売特許ですが、海外に目を向ければそういった都市は沢山あります。
否定的な意見や回答が多い中、以下のようなコメントがありました。
「神戸には12年住んでるけど、確かに1週間しか滞在しない人にとっては神戸は退屈かもしれない。でも関西周遊を考えるなら、神戸程、宿泊拠点に適した場所はない。関西に来る家族、友人、知り合いには常に神戸を拠点にすることを勧めている。新神戸からは姫路も広島も近いし、京都も大阪へのアクセスも良好。」
このコメントはある意味、神戸の現状を的確に表現しており、今後の神戸が立てるべき戦略について回答を示している気がします。ローマは一日にして成らず。他都市にあって神戸に無い物をいくら追及しても二番煎じになるだけですし、中途半端になるだけ。神戸にしか無い物を磨くしかありません。
住むのには最高と評価される神戸はゆったりとした雰囲気と程良い都会感、そしてコンパクトで交通利便性が整った快適都市です。まずは神戸を宿泊拠点としてアピールするべきではないでしょうか。ウォーターフロントを抱える神戸はシティリゾート感たっぷり。
神戸を拠点として関西を、西日本を周遊して貰えるようアピールし、その体制をハード・ソフト面から整備する事が必要ではないでしょうか。ハード面では利便性の高い三宮や元町の駅前、快適性の高い旧居留地、リゾート感溢れるウォーターフロントエリアに良質なホテルを整備。知名度の高い外資系ホテルも複数誘致。周遊拠点としての利便性を高める為、ホテルと三宮駅間の交通網を構築。短期的には各主要ホテルと三宮駅前を周回するループバス、長期的にはLRTを整備します。
日本人も海外旅行した場合、日数を重ねるとどうしても現地の食事に飽きてきて日本食が恋しくなります。その逆も然り。ヘルシーな日本食に飽きた観光客が自国の料理を食べたいと思った際にも神戸は幅広く対応できます。イスラム教のモスクもあります。そういった意味でも神戸は過密な旅行日程で疲れた観光客を癒すことができます。ソフト面ではこうした快適拠点性の発信が必要です。また都心内での快適性の向上(各ホテル、公共交通機関等の人員や街中の案内表示における多言語対応、無料Wifi等)も必須です。
海外への情報発信ですが、最近は神戸市がソーシャルメディアを利用して外国人アンバサダーを選任して彼等に発信をして貰うという試みを始めました。これに加えて海外で知名度の高い著名人の力を借りるのも一つの手です。以前、読者の方からメジャーリーガーのイチロー選手に神戸の観光大使を依頼すればどうかというアイディアについてコメントを頂きました。同選手の神戸愛は非常に深く、毎年、シーズンオフ時には神戸に来て自主トレに励んでいます。彼に神戸をアピールをして貰えれば米国を初め、野球の盛んな国々への反響は少なくないと思われます。また引退してしまってはいますが、元NBAのスター選手のKobe Briant氏にも依頼をしてはどうでしょうか。その氏名に「神戸」を持つ彼程、神戸をアピールに相応しい人物もいないのではないでしょうか。まずは彼を神戸に招き、本場の神戸牛を堪能して貰い、そしておおいに神戸を世界に向けて喧伝して貰う。この二人の力を借りられれば、神戸の魅力をより効果的に発信できるはずです(税金なので、渡航費や宿泊費は負担しても、できればノーギャラでお願いしたいですが)。
神戸に観光客をどうやって呼び込むか
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神戸は国内都市、逆に大阪は強烈な個性で世界都市、世界に通用するものは神戸牛くらいで何もないという認識からスタートすべき。いくらPRしても無理。
※中国人はブログで情報収集しており、知ってて来ないので簡単には崩せない。
今後官民挙げて世界に通用する仕掛けを作れるかどうか。
つくる仕掛けは
①神戸の名物つくり 一晩来てもらう仕掛け
神戸港内、ハーバーから中突堤あたりに神戸牛の水上レストランをつくり、海面では水上ショーを毎夜開催する。もちろん宿泊は神戸。
②長期滞在者の誘致
医療ツーリズムを成功させるため、外人向け第二市民病院や超有名病院を誘致する。ソウルは年間5万人と言われる、神戸もそのくらいを目標とする。
③最後はありきたりだがIRの誘致
方針の変更。東京まで誘致に名乗りを上げており、県民所得が平均以下の県はやせ我慢は止めた方がよい。
しかし、ダイエー中内氏亡き後、ディベロッパー不在で、たとえアイデアがあっても実現は? 神戸市株式会社の復活も必要か。
これを逆手に取って外国人の長期滞在や居住に特化した街づくりというのもありかも知れません。
海外の観光客の誘致より、その前に国内の観光客誘致にもっと知恵を出すべきだと思います。爆買いはもう陰りが出てきて、高級品や家電は売れなくなって来ているようです。
神戸は国内の観光客にもっと魅力的になるべきです。たとえそれが外国人に陳腐でも、日本人にとってハイカラでおしゃれならいいんじゃないでしょうか?海外の観光客の恩恵を受けられるのは一部の人たちだけです。国内客のほうがリピーターになりますし、いづれは定住にもつながる可能性もありますので、波及効果は大きいと思います。
日本人の憧れる神戸らしさに磨きをかけ、結果的に海外客が増えればいいと思います。
新神戸を拠点に観光するといっても、それなら新大阪の方が断然便利という話になると思います。
著名人に観光大使をお願いすると言っても、その観光の中身が乏しい今の状況が変わらなければ、なんのアピールにもなりません。
私は神戸の財産である六甲山をもっとアピールしてもらいたいと思っています。
東京の高尾山であれほど外国人が利用するのなら、六甲山にも呼び込めると思ういますので、まずはケーブルカーに乗って、山をちょっと歩いて、神戸市街の眺望を楽しみ、そのあとは有馬温泉で1泊するといったモデル作り等。
高尾山はJRや京王が新宿から約45分で登山口に着き、そこからすぐにリフトやケーブルカーに乗れるというアクセスの良さが強みですが、六甲山にはそのあたりの接続の弱さは否めません。
対策改善は必要ですが、山そのものの魅力、眺望の素晴らしさでは六甲山の方が優れていると思います。
あとハーバーランドからみなとのもり公園くらいまで歩行者専用のデッキでも架けてもらえないでしょうかね。
回遊性の向上、ちょっと高い目線で港を見ながら歩けたり、それこそもっと延伸してランニングコースにしたり。
わざわざ皇居に他府県からランニングする人がいるのなら、神戸にも魅力的なランニングコースを整備すれば人は呼べるのではないでしょうか?
神戸マラソンへのアピールにもなります。
ちょっと夢想な感じになりましたが・・・。
個人的には神戸は外国人観光客に拘る必要はないと思います。
というのも国内向けですら現在は魅力が乏しくなっていますので、まずは近隣からでも人を呼べる都市になってほしいものです。
神戸はやはりオシャレなイメージはあっても大阪のなんば京都河原町、嵐山のような強烈な個性がないという事が辛いですね。
北野異人館や元町中華街など地元人でもほとんどというか絶対それ目的では行かないですからね。
人を呼ぶとなると神戸港を埋め立てるかポーアイに巨大アウトレットなどの商業施設やテーマパークなどが手っ取り早そうですが近場にUSJもありますから富士急みたいな個性のあるテーマパークを作るかとかですかねえ。
昔ポーアイに遊園地ありましたけどね(笑)
行政は三宮駅前の開発で手がいっぱいでしょうが色々と変化があると嬉しいですね。
住むには都合の良い街ですが、娯楽は少ないので難しいでしょうね。
京都や大阪と比較して歴史的にはあまり見所がなく、
震災で運良く残った見所になりそうな歴史的建造物(次はファミリアホールでしょう)も容赦なく解体してしまい、
跡地はマンションかモータープールになるのがせいぜい。
新たに何か興すには金も土地も不足。
神戸に関空を作れなかった事がけちの付き始めで、
不況が追い打ちをかけ、震災がとどめを刺してしまいました。
残念乍ら現状は、外国人どころか国内の観光客確保も難しいでしょう。
そまさん、地元の人が地元の観光地に行かないのは神戸に限らず
どこでもらしいですよ。
京都は歴史がありますし、大阪は関空があるから便利
USJもあり日本橋やなんばのブランド街がある。
ゴールデンルートも関空が大阪にあるから東京-京都-大阪
あるいはその逆。
飛行機の外国人観光客は神戸に関空がないから寄らないらしいです。
ハヤミさんの仰る通りもし関空があれば三宮やポーアイは
今頃ホテルや商業施設や企業がかなり進出していたでしょう。
三宮は梅田以上の街になっていたかもしれません。
当然観光客もいっぱい呼び込めるような街になっていたと思います。
今更遅いですが。
残された道はIRの誘致しかありません。
何か大きな変化がないと大きく変わることはありえないと思います。
IRが大阪になると神戸はどんどん衰退すると思います。
管理人氏は敢えて明言していないのかもしれませんが、神戸には「外国人観光客向けの”和風”」が決定的に足りません。
これは、この先50年は覆せないと思います。
そうなると後は単なる宿泊場所か、どこにでもある免税店くらいの価値しかありません。
手段はいろいろ有るとは思いますが、正直言ってアジア各国の伸びしろには到底及ばないでしょう。
堅実に最先端オフィスの集積、洋風観光地の強化、港湾機能強化に取り組む方がいいように思います。
覚えてますでしょうか?
神戸に馬車を走らせるプロジェクトがあったのですが、なんだかんだ文句を付けられて
寄ってたかって潰されてしまいました
神戸にあって大阪京都にないものはなんでしょう?
それは異国情緒の歴史です。
外国人は異国情緒を求めないと言いますがそんな事はありません。香港はつまらないと皆行かない?そんな事ありませんね
異国情緒は大きな観光資源です。
馬車は異国情緒を表現するのにこの上ない表現力と、大阪にも京都にも真似されない独創的なコンテンツだったと思うのですが、なんのかんのと文句を付けられて
周りから寄ってたかって潰されてしまいました。
そして今の観光客素通りの惨状です。
新神戸から元町旧居留地まで、行政も特別な許可を出してでも異国情緒溢れる馬車が走る風景とその周りの施設を誘致すべきです。
高層建築規制の撤廃による、香港並みの夜景の復活、そして観光資源としての馬車の活用。
この二つを、分かりやすい神戸観光復活の狼煙として活用して欲しいと思います。
どうも悲観的な意見が多いようですが、来年は神戸観光ルネッサンス元年になりそうな予感がしています。
まず高視聴率を誇るNHK朝ドラにより国内観光客は間違いなく増加です。撮影が始まったようですが、出だしから異人館街が登場のようで北野は復権するでしょう。ヒロインの芳根京子ちゃんはブレイク間違いなし。神戸観光大使も彼女に頼んだらいいと思います。やはりマスメディアに登場するのは強力です。それも全国で半年間ほぼ毎日ですから。
インバウンドに対しては、わたしは映像コンテンツによるテーマパークが一番手っ取り早いと思っていますが、それ以外だと今後十年の都市景観補強が重要かと思いますね。件の阪高ベイブリッジ、阪急、JR三ノ宮駅ビル群の完成があれば眺望、都市夜景も充実するでしょう。それとホテル街の整備が必要です。神戸港南北ベイエリアをホテル街としていければリゾートの雰囲気も十分です。あちこちに点在していてもインバウンドには不便で不安ですから、ここでも大型都市ホテルが集積されることが大事だと思いますね。
実は神戸で観光街として完成されているのは有馬だけです。逗留したい街としては長年の蓄積で街づくりが出来ています。北野や南京町はエリアが小さく狭すぎる。明石大橋にしても都心から離れすぎ。コンパクトなのはいいが日帰りできてしまうことが神戸観光の欠点です。京都の歴史遺産の見学のように連泊できる独自コンテンツの開発が望まれますね。ソフト(衣食サービス)もハード(建造物)もとにかくでかいのがいいです。外国人はでかいのが好きです。(わたしも 笑)
大阪は買い物客で溢れているだけで、観光客が増えている訳ではないと思います。あの街はインバウンドも一度でたくさんのはずです。爆買いが一段落すれば観光においては恐れるに足らずです。
こんばんは 県外人の私から見ますと 神戸は街が狭い分 それをうまく活用できればと思います 街が広すぎると観光スポットも あちこちになり 移動もたいへんです
新神戸 三宮 元町 ハーバーときついですが歩こうと思えば歩ける距離ですし 昭和の終わり頃 ポーアイを24時間眠らない街として妄想していてマンハッタンでもあり ラスベガスでもあり また世界のリッチな奥様方が 高級品の買い物に来ても困らないよう アラモアナセンター神戸を建設するなど 勝手に思っておりました 現代 騒音等の問題も出ましょうが 何かと24時間 大丈夫っていう施設が増えないと集客は厳しいですかねー
ポートアイランドを世界遺産にしてはいかがでしょうか。
大阪や京都に負けない神戸の個性と言えば、海や山に隣接した都市ということの他に、
神戸に本社や拠点を置く企業と市が二人三脚で行ってきた大胆で先進的な取り組みが
街の風景に
常に影響を与え続けてきたと言うことです。
ポートアイランドはその象徴に成りうると思います。
ポートアイランドを最先端都市神戸の象徴として世界遺産登録し、そこからイメージを広げていくことができないかなぁと妄想する次第です
ゼラタンさん
そうですね。仰る通り地元の人というのはどこもそのような感じなんでしょうね。
何年か前に出版された神戸本を読んで共感を覚えましたので笑
神戸は本当にあともう少しだけほんのちょっとの違いで大発展するかしないかの違いのような気がします。
あと一歩、その一歩がかなり大きいのでしょうけど私も神戸を愛する神戸市民としてはこれからに期待したいものです。
人口も福岡市に抜かれたりと流出人口の問題もありますけども住みやすい街ですからまずは長期滞在や居住を増やすというのも手でしょうね。
300人会議等のイベントに参加しましたが、ほとんど具体的な提案はありませんでした。
今回の皆さんの意見は素晴らしく的を得てると思います。
付け加えるならハーバーランドからメリケンパーク、四突までのウォーターフロントゾーンと街を結ぶ移動手段&観光手段として、シンガポールのような大小のゴンドラ(スケルトンやLEDネオン付きのロープウェイ等)で優雅に繋ぐというのも新しい景色(夜景)になりますよね。
でも一番大事なことは、もっと必死になって早急に取り組むことでしょうね。
【リニアを神戸まで!】誰も言わないんですかね?
カジノ誘致くらいしないと
難しいでしょう
海外旅行客はともかく、国内旅行客誘致の起爆剤になりそうな
ファミリアが舞台のドラマ、
その重要文化財クラスのの近代建築がタワーマンションになるのを
手をこまねいて見ている神戸市です。
わざわざ「景観形成重要建築物」に指定してるのに
売却されても民間の建物ですので口出しできませんと
木で鼻をくくったような対応しか出来ない神戸市です。
しかも、新聞の報道が本当なら、ファミリアから市には5年前から打診が有ったようですが、その間に何も行動を起こせず
その一方で、何の意味もない都心再開発会議とやらを
ダラダラと続けて来た神戸市です。
悲観的に成らざるをえないでしょう・・
本当にそうですね。ファミリアホールが失われるのは残念です。
できれば移築保存して欲しい。それかノザワの十五番館のようにマンションをL字建設するとか。超高層建築が増えて景観にボリュームが出来るのは嬉しいんですけどね。
近代建築は欧米の植民地であった中国、東南アジアの方が多そうなので、インバウンドには興味が薄く神戸人だけの感慨なのかもしれませんが、観光において歴史を残すことは未来を創ることでもありますから。
ファミリアホールは低層階に今のビルを模した
外壁をベタベタと貼り付けて
「景観にも留意しました」となるんでしょうね
でも、儲かるのは観光より、工業なんですよね。
イタリアも南部のローマより北部のミラノトリノの方が安定してますし、
観光客到着数1位のフランス、3位のスペインより、工業が盛んなドイツの方がGDPは上です。
大阪京都に比べ都市開発は遅れてますが、遅れてる事もちゃんと活かして周囲を見ながら投資して行って欲しいです。中途半端なものは外国人からも日本人からも見向きはされないでしょうから。
it’s… さんが仰るように、やはり街に活力を与えるのは工業の方が上なんですよね。震災後に神鋼や川重はHATエリアでの再建を諦め、下請け企業もJ引き連れてさっさと神戸から出て行っちゃいました。こうして東部新都心界隈は赤錆の街から小奇麗な街へと変貌を遂げましたがそれは工業の抜けた穴を埋めるには至りません。その後も三菱造船の移転など工業の流出に歯止めがかかりません。大阪は商業都市ですが臨海部にはそれを支える工業地帯がドンと存在しています。京都や奈良は観光都市ですがこれはもう別格です。京都にならい観光都市を目指しても歴史文化伝統の厚みが違います。じゃぁ神戸はどうすべきか、産業の流出を止められなかった時点である程度行く道は決まったのじゃないでしょうか?私は、ベッドタウンで良いのだと思います。高速道路網の整備も進みますし、阪急の地下鉄乗入を実現させれば大阪圏と神戸の西部・北部を通勤圏として短時間で結ぶ事が出来ます。良質の住空間(神戸には、工場の無い海と山があります。)子供園から小中学校の教育環境の充実、スポーツ・文化施設の整備などきめ細やかな子育て支援を行えば若年層にも魅力的な街になるでしょう。一方、都心ウォーターフロントには高層のレジデンスやヨットハーバーを整備したら良いし徹底的に住む人の事を考えた街づくりをやれば良い。人が集まれば商業は起こり観光客も自然と訪れるでしょう。これからの時代人口の囲い込みが出来るか否かが大きな分かれ目だと思います。大阪は労働都市・神戸は住生活都市で良いじゃないですか。京都・大阪に無くて神戸にあるものは、豊かな住生活空間だと思います。神戸は生活空間としてのポテンシャルが高く、そこに大きな可能性を秘めていると思います。
何度もお邪魔してすいません。
わたしたち神戸人が熱い思いでこの街を育てていけば大丈夫ですよ。
東部工業地帯の下町に生まれ住んでいるわたしは、公害で悩んだ昔に帰りたいとは思いませんね。もうこれでいいと夢を語り合うのをやめてしまえば、人も街さえも成長できなくなります。
京都はその気になれば、日本一の超高層ホテル街が出来ますが、伝統と歴史がそうなることを拒否しています。東京は世界を見据えて歴史を捨てても巨大化に邁進しています。大阪はもう東京対抗の意地だけですね。
山・海・港・人工島、六甲山を超えれば温泉や里山の風景が広がる神戸は規制さえしなければ本来なんでも出来る街です。この街はまだ自分のポテンシャルに気づいていないだけと思いますよ。あとはわたしたち神戸人の日本一になる強い意志だけです。
下記URLは「香港旅行ガイド | エクスペディア」 という観光ビデオです。
https://www.youtube.com/watch?v=4ZlRYPP-s9o
この香港の姿に、神戸の姿を重ね合せるのはわたしだけではないでしょう。
上のほうで出ていた「和」の利用が足りないのは同感ですね
外国人からすると日本最大の異人街も珍しくないでしょう
近畿ですし兵庫県は古墳も遺跡も全国1位の数だったと思いますし使いたいところ
やはり三田、明石、淡路島も巻き込んだ和洋折衷の大型静養地になるのが大阪京都との差異でしょうかね
大阪神戸が日本で最も栄えていた時代もあり財閥の多くも実は近畿にルーツがあるものばかり
その後、国が構造的に首都一極集中を始め企業や人が向こうに流れたのでまぁどうしようもない
子はスクスク育ち親は老いるものですから
そこに震災打撃でまさに不運としか言い様がないですね
国は今後一極集中解消に本腰を入れざるを得ませんし解消されていくでしょうが百年単位の話でしょう
市や個人単位でできることはやはり少ないので不満やモヤモヤだけが増えていきそうで厳しいですね
某安○先生の言葉ですが、諦めたらそこで試合終了だと思います。自分は阪神大震災が起きる少し前の生まれですが、自分が見てきた神戸はどこか退屈な、過去の栄光を引きずっていると言われてもしょうがない様なイメージでした。都市の開発に興味を持ったのが高校生の頃でしたが、他都市と比べて遅々として進まない神戸の再開発に歯痒さと、ある種の絶望を感じた事を覚えています。かつては株式会社神戸とまで言われていた事を知りわくわくしたものですが今では他都市の後塵を拝する事業ばかり、、
市役所の内部でも毎日の仕事に追われてそれどころじゃないって感じかもしれませんが、大都市にとって現状維持は後退を意味すると思います。まったく違う業種についた自分にとやかく言う権利はないですが。
観光客の誘致について、人は自分に無い物を求めると思うので(ヨーロッパ人にとってのアジア文化、アジア人にとってのヨーロッパ文化等)、やっぱり異国情緒と言うのはヨーロッパや北米の方々にはアピールが弱く、アジア圏の方にとっても買い物をするにしても大阪と比べるとメリットが少なく、観光するにしても規模が中途半端。住むには良いといいますが、それはある程度の規模を持つ都市として誇れる事なのかと思ってしまいます。三宮あたりを歩いていて感じるのは、外国人の方は決まってセンター街か、ハーバーで見かける気がします。この事からも外国人観光客は異国での買い物という普段は感じられない刺激を求めて神戸に来ているのではと思いますし、異国情緒は国内向けで新港地区でのリゾート開発、世界にまだ類をみないコンテンツの育成による集客、また純粋に都会化による都市としての魅力の向上に注力するべきなんじゃないかと思ってしまいます。北野なんかの地域は神戸が成熟して来た時の振り幅としての観光客の選択肢になればいいんじゃないかと思っています。
工業は一度手放したら同じ場所での再興はまず無理です。神戸中心市街地には残念ながら大型開発事業用地が無いので大阪とここで競争することは得策ではありません。ベッドタウンという言葉を退嬰的に受け取られる方も多いかと思いますが、私はこれからの都市開発はボーダーレスにとらえる必要があると思っておりますので神戸を関西圏の住生活都市と捉え先進的で魅力的な都市開発を行えばよいと思います。ちょうど関空と伊丹と神戸空港の一体運用が模索されているように。人が集まると新たな産業が必ず創生されます。神戸スタイルと呼ばれるような海と山を活用した住生活空間を創造すれば良いのです。
反発されるのを覚悟して書きますが、神戸にずっとお住まいの方は海と山があってと言われます。私は他地方出身ですが、そこにも同じように山と海がありました。神戸にはもちろん高度に都市化されている利点はありますが、日本のどこにでもある風景です。
また、神戸の海は積極的に泳ぎたいと思わないような海で、大規模なスキー場もない山です。六甲山は大好きですが、それが移住の決め手になるほどではありません。
同じように神戸に住んでいた転勤を繰り返していた人て、現在他の都市に住んでいる人いわく、神戸は心に残らない都市ということです。私も神戸に住んで10年になりますが、なんとなくわかる気もします。住み心地はいいのですが、愛着がわきづらい感じです。色がないのを好む人も多いのでそれが利点なのかもしれません。
まず、明治維新以降の港湾開発以前は小さな漁村に過ぎず、街としての歴史を持たない神戸を観光地と捉える事が、そもそも無謀だと思います。歴史がない故に、それなりの規模や知名度の城跡を持たない事が致命的だと思われます。記憶に残らない街、というのもここが大きいでしょう。
港の栄華も最早遠い昭和の話であり、関空を放棄した時点で交通の要衝としての可能性は潰えました。
残る道は大阪都市圏のベッドタウン化ですが、果たして神戸の住環境はそれ程良いものでしょうか?住めば分かると思いますが、人工島以外は兎に角勾配が多く、特に高齢者には厳しい地形であり、また、JR以外は東西南北全て三宮で分断される鉄道、首都高以上の渋滞率を誇る3号神戸線と、交通インフラの貧弱さが際立ちます。
せめて各人工島や西神方面と梅田をスムーズに直結する道路や鉄道を整備しなければ、居住地域としても北摂や泉南地域に太刀打ち出来ないのではないでしょうか。
反発等ではなく普通に諭すだけですが海山のそれ自体の配置と関西都市圏とのバランスの話に「おらが村も海と山があるし今日から神戸」は流石に無理筋です
海とこの距離でスキーがとの文句はただ無いものを言ってみただけかなと(少し足を伸ばせば県内に幾らでもありますが)
ただ寄生は言いすぎですが政治家含めまともな人が集まらず帰ってほしい人が定住しちゃう現状はその通りでまさに実感しています
下の方には<他の港町>と同じく人も歴史もない寒村と思われがちですが神戸はそれと違って近畿ですし人は定住し続け城跡も遺跡もあちこちにあると言っておきますか
ただその知名度はかなり低いのは仰る通りで隣に京都がある以上は和のアピールは不可能なので色んな抱き合わせの工夫が必要でしょう
そしてそもそも誰かが引いた神戸市域の区切りで分ける必要もなく、明石三田芦屋西宮とともに複合都市になればよいし実際にそうなっていくでしょう
勾配は景観の素晴らしさとトレードオフですから仕方ないものの車椅子の方以外の高齢者はあまり気にしませんし現に普通に住んでます
交通インフラをもっとしっかりというのはまさにその通りですね、名神やポーアイにかかる橋など動きが活発なのでどんどん良くなりますね
こべるんさんいつも更新ありがとうございます。
私も神戸の観光について考えてみました。
色々な意見も出ていますが、私はまず海と山の有効活用との結論に達しました。
海はありますが、中央区近辺の海は泳げるほど美しいものではありません。
三宮から歩いて海水浴や美しい海が堪能出来れば、観光客や地元民にとってもより良い神戸になると思います。
山は布引の滝やハーブ園と言った素晴らしい資産があるのですから、イベントを増やす、山に素敵なお店を誘致するなどもっと有効活用出来ればと思います。
三宮から気軽に海や山のレジャーが楽しめるような街づくりから観光対策を考えても良いかもしれません。
神戸のハイカラなイメージは今もまだあると思いますが、実際はグローバル化で都市はどこも同じようにハイカラになってきてるんでしょうね。しかし今のハイカラと昔のハイカラは違うわけで、かつて神戸が西洋文化の窓口であったころのハイカラ文化を象徴するもの、例えば建築物なんかはお金が掛かっても積極的に残すべきでしょう。なぜなら絶対に同じものは作れない。ものが一緒でも同じ風格、情緒は無理です。情緒あるモダンクラシックなハイカラ文化、それが神戸の歴史、文化なんです。今はグローバル化で海外のもので溢れていますが、それらの多くは海外"風"であり、とってつけたようなデザインであったり、チープなイミテーションがであったりします。観光客や人口の問題はわかりますが、あまり急いで場当たり的に街を変えるととってつけたような街になりそうです。風格のある街神戸でいてほしいです。もちろん新しいモノ、デザインも積極的に取り入れ、新旧のエッジのたった街が神戸には似合うような気がします。こういった街、気質をベースに、やはり海と山を活かすべきだと思います。ロープウェイ、せっかくいいものがあるのに乗り場が遠くて目立ちません。どうせなら街中まで延長すればいい。街から急に山になる風景、神戸らしいじゃないですか。そのまま有馬温泉まで行けたら最高なんですが。ウォーターフロント、波止場町で分断されていて何かもの足りません。思い切って埋め立てて新しくできた芝生のみなとのもり公園からハーバーまで高架道路以南で回遊できるようにすればいい。散歩やランニングがめちゃくちゃ気持ちよさそうです。
「神戸を宿泊拠点としてアピールするべき」という意見に全面的に賛成します。
個人的な経験を踏まえると、交通の便がよく、なんでも揃っているというのは宿泊地選択の大きなポイントです。また、宿泊地から片道1時間をかけて観光地へ赴くのは普通のことです。そのように考えると、神戸は、すべての都市機能がコンパクトにまとまっているし、交通の便がよく、1時間圏に京都、大阪、姫路等を擁するという点で、長期滞在の宿泊地としての基礎的条件を満たしていると言えます。加えて、海と山を有して風光明媚で明るく解放感あふれる神戸は、宿泊地としては大阪や京都を上回る利点があると思います。今後、こうした神戸の基礎的条件をアピールして、大規模なホテルを誘致すべきです(神戸の現状は、この点において不十分です。)。ホテルの場所は、一つには交通の便がよい三宮駅周辺、もう一つは景観の優れたウォータフロントです。特にウォータフロントは、ハーバーランドから神港突堤、ポートアイランドの西北岸あたりを観光エリアとして、娯楽施設や大型ホテルを集中的に立地させて、ホテル街を形成すべきです。(ポートアイランドの西北岸は、海と山を望める絶好のロケーションで、これをどうして観光に利用せず、マンションや自動車学校を立地させてしまったのか、特に、マンションが建ってしまうと、今後、周辺の用途が事実上制限されてしまうので、まったく愚かなことです。)ハーバーランドからポートアイランド西北岸までのエリアをレジャーゾーンとして、娯楽施設やホテルを集中的に立地させ、そのエリア内で水上を利用したアトラクション(花火、巨大な噴水、ウォータースクリーン、レーザー光線等を使ったショー、イルミネーションボートの運行、ヨットやカッターボート体験 等)を常設すればよいと思います。
このように、自前の観光施設だけで観光客を誘致しようとするのではなく、街の特性を考えて、神戸市全体として戦略的に観光業の集積を図っていくことが大切で、その方向性を支援するような観光施策を打っていくことが必要ではないかと思います。
その他、地元の芸能や特産品を展示・販売する物産館(兵庫県全域の祭りや特産品を扱う)、ショッピングセンター等で日本の伝統芸能等のショーを観光客向けに毎日無料で行うこと、などが宿泊客誘致に役立つと想います。
桐さんに賛成です。
ウォーターフロントにもっとホテルや集客施設を誘致するべきですね。
そのためには公共交通手段が必要。市が計画しているLRTを第3突堤交差点で西へ曲げ、海岸通りあたりで駅をつくる。この駅をつくるにあたり海岸通りの南側を埋め立てる。これにより駅と新しいホテルなり集客施設を作る土地ができます。
できればそのままかもめりあまで延伸できれば最高ですね。
マネしろとは言いませんがシドニーのサーキュラーキーをお手本にしたらいいんじゃないでしょうか。
とにかく神戸のウォーターフロントをもっとにぎやかで便利にできれば、そこを拠点に宿泊し、京都、大阪、奈良、そしてもちろん宿泊地周辺の神戸も楽しんでもらえるような気がします。そのためには何と言ってもまずはLRT設置なりポートライナー延伸を早急に実現させるべきですね。
あとちょっとしたことですけど、突堤の境界線をもうちょっと工夫したほうがいいと思います。今はすべて直線ですのでサーキュラーキーのように曲線を加えることでうるおいができそうに思います。
やはり海と山の活用が今は不足しているようです。海は確かに日本海のように綺麗ではありませんが須磨や舞子には海辺から山にかけて景色も売りになるでしょう。明石海峡大橋までが遠いという指摘がありましたが三宮から30分かからないのですよ。東京の真ん中から30分では海も見えないのでは無いですか。 摩耶山には古いお寺もありますし有馬を含めて山地一帯をPRすることですね。この山と海の近さの利用はワイキキに行った時に神戸との類似を感じたからです。100万都市と海山が歩いて行けて産業もあり海外の会社(P andG等)も来る町は世界でも少ないといわれてますよ。ただ海と山がある町とは違いますね。 それと昔「京都で学んで大阪で稼いで神戸に暮らすのが理想」といわれたのを覚えてますか。つまり昔から神戸は豊かな余裕のある人が住んで所得税を払ってもらって成り立っていたところがあるので、それに戻るのも作戦の一つにしましょう。神戸で住んで大阪で稼いで神戸に税金を払ってもらいましょう。