本日は2記事連続投稿です。通常のプロジェクトに関する記事はこの記事の直下です。
先月、神戸市と同市都市景観審議会が推し進めるヴィーナステラスからの水際線眺望確保を理由とする高さ規制について皆さんから反対意見を募り、頂いた意見を表状にまとめたPDFファイルを作成しました。これをこの景観条例を策定している本丸である神戸市住宅都市局計画部景観政策課に私の意見と共に送付しました。そして同課より下記の如く返信を頂きましたので、ご報告致します。*私の氏名以外は原文のままです。
『こべるん様
このたびは、ヴィーナステラスからの眺望景観誘導基準案に対し、たくさんの方からのご意見をいただき、ありがとうございます。
みなさまからのご意見にもありましたとおり、神戸の都心部における、高層建築物と山や海などの自然により構成される一体的な眺望景観は、活力ある都市と豊かな自然が共存する魅力あふれる空間として、他都市にはない神戸の大きな特徴、強みであると考えています。
検討している眺望景観誘導基準は、単なる規制だけではなく、活力ある都市空間の形成につながる取組みとバランスよく運用することで、都市と自然が共存する神戸の魅力をより一層高めていくことを目指しています。
この眺望景観誘導基準案の検討については、三宮周辺地区の再整備基本構想等との整合を図るため、一旦休止しておりましたが、基本構想の具体化のための計画である「えき≈まち空間基本計画」等の策定が最終段階を迎えていることから、そこで示された都心三宮再整備の考え方等を踏まえ、今年度、検討を再開することとし、都市景観審議会においても、その旨を報告したところです。
現在は、基準案についての検討を再開した段階であり、今後、こべるん様はじめ、150名を超える方々からいただいたご意見も踏まえ、様々な立場の方のご意見もお伺いしながら、慎重に議論を進めていきます。
今後ともお気づきの点をお聞かせいただくとともに、神戸市の発展のためにご協力をいただきますよう、重ねてお願い申し上げます。この度は貴重なご意見をいただきまして、ありがとうございました。
(担当)
住宅都市局計画部景観政策課}』
来年度の条例施行を予定しているので、現段階では検討中という回答で、導入の方向性については否定も肯定もされていません。当然の回答と言えばそれまでですが、同課の職員の方々にこんなにも反対する人がいるのだという認識を持って貰うのと持たないのでは背負う責任の重さは変わってくるのではないかと思います。
またこの意見ファイルはある方のつてで、景観審議会の委員のお一人にも直接、読んで頂いております。面識のある現職神戸市議にも同ファイルは送付しており、多方面からの働き掛けを模索しています。
このお盆休みに久し振りにヴィーナスブリッジを訪れました。確かにここに限らず山から見下ろす神戸の街はダイナミックで素晴らしいと再認識しました。しかし高さ規制の条例が施行されていない現在も元町以西ではすでに自主規制的に高層ビルの高さは水際線以下に抑制されている事を確認しました。次回の景観審議会で我々の意見について議論がなされる事にも期待しつつ、他にも何か出来る事はないか模索してみようと思います。
ヴィーナステラスからの水際線眺望確保を理由とする高さ規制反対意見に関するご報告
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審議会の答申を受けて決定するというプロセスですが、審議会のメンバーも市が決めているので、これは隠れ蓑のようなもの。
実質、誰が決めているのかと言えば、市長と市会議員の与党会派でしょう。
この件について市議会はあまり関心がないので、結局、市長意見が通るでしょう。
何とも、むなしいですね。
協力できることがあれば、協力させてください
”活力ある都市空間の形成につながる取組みとバランスよく運用する”ってバランスをとるには、緩和も必要となるがそんな話はないですね。
丁寧な回答ですが、言葉は羽根よりも軽く、中身が全く無いですね。
市長選で神戸市民が腑抜けの現市長を選んでしまったのが運の尽きでしたね。
高層マンション規制でベッドタウン化しないなんて寝ぼけたこと言っている市長ですから、何も望めることはありません。
ニューヨークや香港など世界の大都市は中心部のど真ん中でも高層マンションたくさんありまり、街の需要と供給のバランスが上手く取れていますけどね。公園なんてぜひニューヨークの公園を見習ってほしいものです。
わたし自身はこの回答はかなり前向きに景観政策課の広報担当は善処すると言っていると思いますけど。
今までと言い回しが違っていると感じてます。
こないだ景観政策課で話したら、若手の職員は高層化賛成ですし、実際、企業には高層建築に何も批判は言っていないと言ってましたし。
ビル高層化に市長と新聞メディアが大げさに過剰反応し、年配層の票取りに走る市会議員や商店街店主が作る地元まちづくり協議会などの反発に対して企業側が敬遠しているようです。
反対市民になぜ高層建築が悪なのか?と問いかけてみればいいんです。
問)神戸市民のお宝である六甲山や海が見えなくなるから邪魔では?
答)高層建築に展望階を造ってもらえば、高齢者も楽に山も海も見える。
問)南海トラフ地震に耐えられるか心配、また地震でエレベーターが止まるから大変では?
答)予想される震度は5強で津波は50~60cmです。十分避難できます。第一あと1000年は神戸に直下型地震は起きません。
問)街並みが味気ないものになる、圧迫感があるのでは?
答)雑居ビル群が所狭しと立ち並ぶより、有意義な施設や公共空間が出来、道路が広くなりますよ。
問)大事な歴史的建造物が壊されるから
答)それは地権者や物件所有者の問題で、行政の責任でしょうか?
問)ゼネコンやデベロッパーを儲からせるだけの開発事業は市民の税金の無駄遣いでは?また地元民業を圧迫するのでは?
答)ではどうやって神戸市経済を立て直すのか逆に答えてください。今後高齢化で入ってくるより出ていく方が多くなる市の財政はどうするんですか?
マスコミや反対市民は誰もまともにその疑問に答えられる者はいないでしょう。
とにかくこべるんさんの読者の我々が市民に一つ一つ啓蒙していくことが肝心だと思います。
目指す、検討、議論という言葉を散りばめて
結論は全てあやふやに
慇懃だけど中身はゼロ
まさに絵に描いたような役人答弁ですね
ここまで木で鼻をくくった対応するとは思いませんでした
いっそ、あの夢想家市長をリコールでもしたい気持ちになります
希望はあまりないのでしょうかね・・・。
景観審議会のメンバーを見ましたが、建築の専門家ばっかりですね。都市計画は実に多分野に渡って関連してきます。財政は公務員の方なら分かるとは思いますが、経済学や不動産関係、地理学に社会学、ときには歴史なんかも。
景観とはいえ立派な都市計画の一つですから建築と観光の専門家だけで審議会を結成するのは愚策としか思えません。行政は異動が多いですから専門職の方がなかなか生まれにくい、いたとしても引き継がれない、というのは仕方が無いことで、外部の意見は聞くべきですが、人選考えましょうよ神戸市さん。市長がまちづくりや都市計画にあまり理解ないんでしょうねぇ。
ちなみに飛鳥田市長時代の横浜市では田村氏、鳴海氏など、彼のバックアップをした専門職の方々がおられます。都市プランナーである田村氏は「適材適所」人事も行ったとか。
早くから都市デザイン導入し、高度成長期の中で国の反対を押し切ってでも景観規制に踏み切った横浜市と、大きな規制をかけずにいながら世の中の「景観大事」の流れに乗っかるように規制をかける神戸市。
似たようでかけ離れていますねぇ。
意見の集約ならびに市への提出、ありがとうございました。
少なからずは次の議論の中に盛り込まれることを願うばかりです。
あと、来月の市長との対話フォーラムに参加予定ですので、その場で高さ規制についても触れてみたいと思います。他の方もお忙しいとは思いますが、市長に直接声を届けられる場ですので、フォーラムにも積極的に参加頂ければと思います。
みなさん落ち込み過ぎだと思います。市への意見を提出したその回答なんて、短い期間で回答するものですから、わかりました、やめます。なんて言えるわけがありません。
反対意見がこれほどまであるということは十分に伝わっているはずです。結果がどうなるかはわかりませんが、考え方は変わるはずです。実際、市内部でこべるんさんのブログの知名度もかなりあがっています。
市長選に関しては、残念ながら現市長が一番これでもましだったという事実があります。ほかの候補者、とくに共産党の候補者などは駅前開発自体を白紙撤回とか言ってたくらいですからね。
なんにせよ、今回決まってしまったとしたら、次は撤回に向けて動いていきましょう。こべるんさんの影響力を神戸市に知らしめてあげたいと思います。
本当にいつもありがとうごさいます。
協力できることがあれば是非させていただきたいと思います。
これからも活動頑張ってください。
与党がこんな共産党が喜ぶような条例案を支持するなんて有り得ない事かと思います。
皆さんにも市への働き掛けを何かの形でして頂けると、力が集結いくのではないかと思います。
この段階の回答に多くの期待は出来ないかとは思っていました。ただこれだけの意見に対してもっと何かあるはずだもは思うのですが。
市長は先進な考え方を奨励しようとする割には行動は旧態依然で保守的です。市長選に出るには先立つ物が無いですね。。。クラウドファンディングで集めるかな?
結局は市長や一部の市部局によるプロバガンダとして利用されているというのが実態でしょうかね。その為に神戸が衰退の道を辿るなんて有り得ない事です。
結論は条例化される段階まで示されないでしょう。ただするなら必ず納得できる根拠と理由をデータで示して欲しいと思います。
審議会もそうですが、なぜ市部局からこのような規制案が出てくるのか不思議でならないです。部局が自身の存在感を示すため、実績を残すためだけにこんな案を出しているような気がします。
当ブログの読者の方々が直接、市長に問い質す事が出来れば、市長の真意が少しは見えるのかもしれませんね。
私のブログや読者の皆さんの想いを市部局の方々がよくご存知になって貰い、現状を変えようという機運が高まってくれると俄然、こちらも更にやりがいを感じます。
確かに前市長選は選択肢は限られていたかと思います。どの候補も久元市以外は明確な都心再整備案を打ち出してはいませんでしたし、久元氏の前期で始められたことを変更されたら困るというのもありました。ただ同氏が今期になって自信を深めたは良かったと思いますが、反面、おかしな方向の施策も出てきました。一度、決まってしまうと短期的な撤廃は難しいと思います。
逆に何の意味があるのかわからない。
神戸の未来都市に向けての魅力がなくなる一方
六甲山にも届く超高層ビルでもあれば面白い
神戸全体に規制話いらない一部でそびえたつ超高層建築も必要
まちがいなく神戸市長と三宮の中小企業とは何らかの密約、癒着があります❗