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トアロードと生田新道の交差点西角地には1-2階にテナント、3階より上層を共同住宅とする12階建の新築ビルの建設が予定されている事をこれまでもお伝えしてきました。当初は2地権者が保有する3棟の建物を解体して土地を集約し、1棟の再開発ビルになる計画でしたが、最終的には地権者間で合意に至らず、角の狭小地を除く敷地西側のみに規模を縮小した同じ構成内容の建物を生和建設の主導で進める事になっていました。残る角地は鉄骨造3階程度のビルを建設する予定で、AGENT-Kが一棟貸しのテナントを募っていました。
西側の既存建物の解体工事中は仮囲いは角地の一部をも敷地内に取り込むように設置されていましたが、中途半端な状態ではありました。しかしその後、角地を完全に取り込んだ仮囲いに変更されたので、もしや当初の計画に再び変更されたのでは!?と淡い期待を密かに抱いていました。
しかしその期待は見事に裏切られてしまいました。なんと角地で建設工事がすでにスタートしていたのです!
(仮称)トアロードプロジェクト新築工事。兵庫区に本社を構える村上工務店が設計と施工の双方を受注しました。同社は江戸町に7月に開業した神戸ルミナスホテル三宮の施工を終えたばかりです。事業主は建隆マネジメント。旧居留地に本社を置く地場デベロッパーです。最近では磯上通で同社最大のプロジェクトであった日本イーライリリーの新本社ビルを完成させました。他にも名称が4文字のアルファベットで終わりにXが付くテナントビルを都心に複数保有しています。
驚いたのは鉄骨造3階程度のビルとされていた計画中の建物の完成予想パースです。帳票類と合わせて仮囲いに掲示されているのですが、その規模が8階建に拡大されている事が判明しました。ビル名はTRSX。1-2階にはカフェがオープンする予定です。
仮囲い内部を万歳して覗かせて頂きました。写真には写っていませんが、手前の角地部分はすでに地中深くまで掘削されています。敷地奥側ではまだ地中障害物の撤去を行なっているようでした。
せっかくの角地が3階建の狭小ビルと12階建の店舗付共同住宅というデコボコ景観になってしまう事を嘆いていましたが、少なくとも角地の体裁を保つには十分なテナントビルに計画が変更された事を喜びたいと思います。この新ビルは早くも来年3月には完成予定です。飲食店やサービス業のテナント入居が期待でき、トアロードの賑わいに弾みがつきそうです。
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良かったですね! トアロードといえば神戸を代表する都会的なストリートの一つ! しかも生田新道との交差点で目立つ場所なので100%ではないですが歓迎ですね。
結果的には悪くない結末です。