新長田

(仮称)神戸市新長田駅南プロジェクト 「ファインレジデンス神戸新長田(ASMACI神戸新長田プロジェクト) 」が3月に着工



JR新長田駅の南西に位置する「大橋7第2工区」。神戸市新長田駅南第2-C地区震災復興第二種市街地再開発事業が進められています。都市再開発法に基づく「特定建築者制度」の公募によって、特定建築者の公募型指名競争入札を執行し、ミサワホームを代表事業者とし、京阪電鉄不動産、医療法人一輝会から成る企業グループが19.1億円で落札しました。同グループは神戸市における再開発としては初となる病院と共同住宅を組み合わせた複合ビルの建設を計画。「ASMACI神戸新長田」として、3月に着工しました。1-5階が医療法人一輝会が運営する「萩原記念病院」、6-14階がミサワホームと京阪電鉄不動産が販売する分譲マンション「ファインレジデンス神戸新長田」という構成になります。

プロジェクト概要

ファインレジデンス神戸新長田(ASMACI神戸新長田プロジェクト)





所在地 神戸市長田区大橋町7-1-1
事業者 ミサワホーム 京阪電鉄不動産 医療法人 一輝会
敷地面積 3,736.7㎡
建築面積 2,308.4㎡
延床面積 15,078.38㎡
階数 地上14階
用途 病院(142床) 共同住宅(80戸)
建物⾼さ 47.98m
構造 鉄筋コンクリート造
設計者 伊藤喜三郎建築研究所・東急設計コンサルタント設計共同企業体
施工者 大林組
竣工予定 2023年01月下旬

建設状況の様子



着工から約2ヵ月が経過しており、現地は仮囲いが設置されています。敷地内では重機が投入されて基礎工事に着手している状況です。



ASMACIと書いてアスマチと読みます。官民一体の再開発を触れ込みとして進められています。新長田の再開発地区はこのプロジェクトが進む「大橋7第2工区」と県立総合衛生学院が取得した「腕塚5第3工区」の2工区の開発によって完了を迎える予定です。



ファインレジデンス神戸新長田」はこの公式再開発エリアで最後の分譲マンションの供給となります。こういったご時世なので、病院と一体化されたマンションは安心感から需要が高いのではないかと思われます。また敷地の北側には公園のような広場が整備される予定で、イベント等を開催し、地域交流や賑わいを創出します。



工区内には三点式パイルドライバ、クローラークレーン、セメントミルクプラントが投入されています。地盤改良工事を先行して進めているのでしょうか。



高さが50m近くあるので、そこそこ規模の大きな建物になる予定です。大手ゼネコンの大林組が施工している点も注目です。



ASMACI神戸新長田から鉄人のある若松公園は目と鼻の先です。居住者や病院を訪れた人々が散策に鉄人詣でをするような事もあるかもしれません。



一昨年前には新長田合同庁舎が完成し、大橋地下道のリニューアルも終えました。残された2工区の再開発に加えて、駅前広場の再整備や地下鉄駅の改装プロジェクトがこれから始動する等、新長田の変貌はまだ続きます。
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