新長田

新長田駅前のぺデストリアンデッキ

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JR新長田駅前のぺデストリアンデッキが完成・稼動しています。神戸市が三宮地区で進めている歩行者動線の三層ネットワーク(地下、地上、空中)がアスタ新長田でも同様に整備されています。名付けて三層プロムナード計画。

今回、新設されたデッキはL字型で新長田駅前から複数の再開発ビルを結び、これによって地下、地上と同様に、2階デッキレベルで駅前から国道2号線を越えて開発エリアで最も南に位置する腕塚町までの移動が可能となりました。

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基点となる駅前広場(ピフレ新長田前)は傾斜の緩やかな階段もしくはエレベーターでデッキへのアクセスが可能です。

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デッキはまず駅前の大通り(五位池線)を越えて大丸新長田店と専門店街が入居する商業ビル「ジョイプラザ」の2階エントランスへと繋がります。

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デッキ上はタイル張りとなり、手すりは青一色に統一されて清潔感があります。幅員は6m程です。JR三ノ宮駅前の交通センタービルと神戸マルイを繋いでいる空中デッキ同様に、外側には電飾が備えられており、夜間には照明が点灯されることによって近未来的な雰囲気を醸し出します。

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ジョイプラザ前でL字に90度方向転換し、アスタプラザファーストの2階へ直接アクセスできます。

ここで少しぺデストリアンデッキ(歩行者デッキ)のうんちくを。全国で初めて駅前広場の空中に人工地盤を設け、橋上駅と近隣商業施設を繋ぐデッキを整備したのは千葉県柏市で1973年に完成しています。日本で一番大きなぺデストリアンデッキはJR仙台駅の西口に整備されています。神戸では三宮ターミナルビルの完成と共にそごうから旧プランタン(現ダイエー)を結ぶデッキが誕生。この後、駅周辺に神戸マルイやミント神戸等、新規大型商業施設の建設に伴って、デッキは拡大を続けてきました。


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一気に開発が進んだアスタプラザファースト、ウェスト、イーストとホテル神戸サーブアスタです。この街区は開発が先行していた腕塚・久保町エリアと既存の駅前ビル群の中間地点に位置し、二地点を繋ぐ上で重要な役目を担っています。これらビル群の完成で周囲の雰囲気が大きく変わり、賑わいが生れました。

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デッキ上から眺める駅前通りと両側に聳える再開発ビル群です。片側二車線の五位池線は開発街区を南北に貫き、両側歩道の電柱は地下化されています。もはや西の副都心としての景観を形成していると言えるでしょう。当たり前と言えば当たり前ですが、東の副都心・六甲道によく似ています。

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ジョイプラザとアスタプラザファーストの間である新長田1番街は駅前から鉄人への誘導線となるため、TETSUJIN STREET(鉄人ストリート)と名付けられました。

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鉄人のいる若松公園の整備も進み、観光客で賑わう新長田地区。アニメ制作拠点であるアニタス神戸がいよいよアスタくにづか4番館東棟で始動しました。再開発の遅れや在り方が問題視されてきた新長田地区ですが、その流れがようやくそして大きく変わり始めています。この流れを確実な物にするために、新長田の挑戦は続いていきます。



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