こべるん ~変化していく神戸~
みなとのもり公園

みなとのもり公園を初訪問

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JR貨物の神戸港駅跡地の約5.6ヘクタールに開園した神戸震災復興記念公園「みなとのもり公園」を初訪問しました。開園は1月中旬でしたが、まだ一部施設が工事中でありこれらが完成するのは今月中のようです。すでに市民に開放されているので、賑わいを見せ始めています。

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公園へのメインアクセスはフラワーロード(税関線)から2号線を渡ってすぐの北西角になります。エントランスアプローチはカラー歩道が整えられ、アプローチと2号線の間には「ニュースポーツ広場」が整備中で、インラインスケート、バスケットボール、スケボー等、多種類のストリートスポーツの競技施設が完成しつつあります。

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園内には広大な芝生広場を中央にランニングトラック(ジョギングコース)が整備されており、照明も多く設置されているので夜間の利用にも支障はありません。

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公園西側には小高い「展望の丘」があり、頂部からは園内を一望できます。

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公園東側は「語り継ぎ広場」として整備され、せせらぎ等の親水空間も誕生します(現時点では水は張られていませんでした)。

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市民によって育てていく公園として、すでに成長した木々を植えるのではなく、苗木を植栽し10年、20年という時間を掛けて、公園が森へと変化していく様子を見守っていくことがコンセプトです。ですので、現在はまだ緑が少なく殺風景な感があるのは否めませんが、20年後にはうっそうとした「みなとの森」が出現していることを想像して、期待して待つことも楽しみのひとつですね。森へと変わった公園の背後にはどんな景観が広がっているのでしょうか。

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園内にはここが神戸港駅であったことを記録に残すモニュメントがあります。昭和30年代、神戸港を発着する蒸気機関車(SL)が警笛代わりに使っていた真ちゅう製の鐘が時計塔の中に設置され、レールや枕木も併せて展示されています。

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神戸の都心の公園にはなかった広大な芝生広場が誕生しました。フカフカの気持ちの良い緑のじゅうたんは都心のオアシスとして非常に貴重な存在です。寝そべっても良し、ボール遊びをしても良し、本を読むのも良しと休日の過ごし方に新たな提案を与えてくれます。

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ほぼ公園の四方を高架道路に囲まれ、その後ろにはにょっきりと高層ビルが聳え立ち、その更に後方には雄大な六甲連山の雄姿が連なるという神戸らしい景観が広がっています。開放感にも溢れ、はっきり言ってとても気持ちの良い公園です。ただまだ緑の成長には時間が掛かるので、真夏の炎天下に避難する木陰がないのはちょっと難有りといったところでしょうか。

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貨物駅跡地の半分となる公園の東側は広大な時間貸駐車場となっています。まだこちらの利用方針は固まっていないようです。この用地の開発がどうなるかは今後の経済情勢次第だと思われますが、HAT神戸とみなとのもり公園を分断してしまっている現況は良いとは言えません。

公園を拡大して港から海水を引きこみ、砂浜を設けて都心のビーチにする、もしくは海水で池を設けてボート乗りや釣りもできる親水スペースとして整備し、都心のオアシスとしての活力をアップするというのも一つの案だと思います。

今後、地下鉄海岸線を三宮以東に延伸する計画があるのであればこの地を経由してHAT神戸を通ってJR駅に直結させて欲しいものです。

神戸のこうした水辺の拠点集客施設はとても良く整備されているのですが、都心や周辺エリアとの連携がうまくいっていないケースが多くそれぞれが孤立している感があります。二号線や高架道路がウォーターフロントと都心を分断していることによる景観的及び心理的距離が水辺を遠ざけていることも大きいと思います。各水辺施設を結ぶ東西の軸と都心とのアクセスとなる南北の軸
の連結をもっと密にするにはどんな方法があるのでしょうか。

みなとのもり公園はとにかく開放感のある気持ちの良い公園ですが、まだそこまで認知度がないのか、それほどの人で混雑してはいません。東遊園地の南端から2号線を渡ればすぐなのでアクセスも悪くはありません。公園隣の時間貸駐車場も1時間100円とリーズナブルです。皆さんも週末に出掛けてみてはどうでしょうか?



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