新年あけましておめでとうございます。今年も頑張って更新していきますのでよろしくお願い致します。
新年最初の記事は、錨山とヴィーナスブリッジから眺める神戸都心です。シティタワー神戸三宮や神戸ハーバータワーが神戸のスカイラインに新たに加わったので、山からの眺めがどう変わったのかを確認してきました。
シティタワー神戸三宮の存在は圧倒的です。ただ三宮の東端の位置という点でスカイラインのバランスとしては少し勿体無い場所であることは否めません。その分、東方向にスカイラインを拡大させたという事では大きな貢献です。
シティタワーより東に目をやるとHAT神戸、摩耶埠頭、そして六甲アイランドと続きます。絵になる港湾都市の風景です。
ハーバータワーの加わった元町、ハーバーランド方向です。
ハーバータワーがハーバーランドのビル群と一体化しています。中央のタワークレーンがホテルシェレナ本館跡地で建設の進むザ・レジデンス神戸元町通の建設地です。その背後に解体中の旧神戸貯金事務センターが確認できます。ザ・レジデンスの隣接地でも200戸のマンションが計画されているようです。ハーバーランドの再生と共に注目を集める神戸駅周辺。今年は貯金事務センター跡の再開発にも期待したいところです。
先日、ラスイートの進出が発表された新港第一突堤。新ホテルの開業は平成27年11月という事で今年中の着工とはなりません。恐らく来年中頃の運びになるものと思われます。温泉採掘工事はもしかたしたら年内に着手するかもしれませんね。
高度を下げてヴィーナスブリッジまで下りてきました。
やはりここからでもシティタワーの存在が大きく感じられます。
ヴィーナスブリッジの標高よりもシティタワーの方が高いことが分かります。夜間にはクリスマスや年末年始に合わせて結構派手なライトアップ演出を披露しています。照明技術の進歩には驚かされますね。動画を撮りたいところですが、スマホでは綺麗に映らないだろうし、そろそろ新しいデジ一が欲しいところです。
ハーバータワー方面です。
今年はこれらのタワーが竣工し、ハーバーランドの数々の再生プロジェクトも春までに開業を迎えます。これらの大型プロジェクト案件の完成と始動には大きく期待したいところではありますが、問題はその後です。当ブログで追いかける取材対象が大幅に無くなってしまいます。これまでは進行中プロジェクトの合間に新たな計画が浮上してはスタートするという連鎖的な開発の好循環が続いていましたが、ここに来て新たな開発案件が途切れてしまっています。都心エリアを含めて市内ではとうとう100mを越える高層ビルのプロジェクトは皆無となってしまいましたし(三菱地所の計画が復活すれば話は変わりますが)、市場跡のイオンモールを除いては新たな大型商業施設の計画もありません。唯一、ポートアイランドの医療産業都市構想のみが拡大を続けている状況です。今後、新たな計画が浮上しても、年内の着工はないでしょう。春以降の取材ネタに困ってしまいます…。年明け早々の記事ラストに暗い話をしてしまいましたが、とにかく今年は大きな変化が訪れる予感がします。期待して次のプロジェクト浮上を待ちましょう!
錨山とヴィーナスブリッジから眺める神戸都心 2013迎春
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いつもありがとうございます。
神戸はそういう状況なのですか。
同じ立場の大阪が阪神百貨や朝日ビルの建て替え報道で沸いているのとは対照的、なんでこんな風になったのかと考えると
直接的原因
①地元ディベロツパー不在
大阪は電鉄資本にマスコミ資本、不動産のダイビルがあるが、ダイエーの経営危機、神戸市の財政難で、不在となった。これが一番大きい。
②中核産業の沈滞、流出。
貿易、海運、造船、鉄鋼、ファッション等
③人口島等に市域を拡大し過ぎた。中心部の魅力低下を招いている。
④再生医療やブライダル産業を振興しているが、まだ大きな効果は上がっていない。創造都市としても大きな成果はない。
間接的原因
①東京一極集中の弊害と国際空港設置拒否による近畿内の地位低下
②大阪との都市間競争激化による弊害
まだ多くあるのかもしれないが、どれも簡単な問題でなく、神戸は方向転換でハードでなく、ソフト面で住みよい楽しい街を目指す方が良い。
市も創造都市としてその方向を目指しているのをもっと大々的にやればよい。例えば居留地ブランド街は歩行者天国、トーアロードや北野は窓と街路にプランターがあり、花いっぱい歩いて楽しい街にする等。
西欧では歩ける街を作り、車を中心部から減らして、知的産業を興隆したという事例が多いが、なんせ神戸は表向きはファッション・創造都市でも、実は重厚長大都市であるから、車を追い出すなんて禁句かもしれないが、大改革をしないと単なる衰退地方都市に終わると危惧する。
目指すはNYやパリでなく、バーミンガムやサンフランシスコである。
淀屋さん
よく分析されていますね。私も同意見です。ソフトの充実によってハードが追いついてくれば良いと思います。日本の都市開発はどうしてもハードが先行しがちで、神戸も含めて失敗例が数多くあります。ソフトが充実した上でハードが再整備されると好循環が起きます。小粒でもピリリとした都市像が神戸の目指す未来ですね。