朝日新聞社と朝日ビルが大阪・中之島の自社保有地の大規模再開発を完了させ、中之島フェスティバルシティが完成しました。四ツ橋筋を挟んで堂島川のほとりに立っていたフェスティバルホールを含む新大阪朝日ビルと朝日新聞大阪ビルを地上200mの国内最大級のツインタワーへと建て替えた巨大プロジェクトです。
西側のフェスティバルタワーウェストは地上40階 地下4階で低層部は商業施設、美術館、6-32階はオフィス、そして33-40階がヒルトンの最高級ホテルブランドである「コンラッド大阪」です(写真上でもビル上層部に線が入って、カーテンウォールの形状が異なるので、ホテル部は分かりやすいと思います)。
敷居が高くて、なかなか足を踏み入れる事はありませんが、先日、仕事の関係で訪問する機会を得ました。
38階でエレベーターを降りると、3層吹き抜けの大空間の前に大阪都心のパノラマビューが広がります。思わず、お〜!と声が出てしまいました。
北側は堂島や北新地を見下ろしながら、梅田の超高層ビル街を望む形です。立派な高層ビル群に成長しました。伊丹空港による航空法高さ規制で、最も需要のある梅田に突出した高さのビルが建てられないのは残念です。
西側は中之島の高層ビルが至近距離で縦列しています。
土佐堀川の夜景です。神戸の都心には川が流れていないので、ビル街に川が流れていたり、幾つもの橋が架かっている様は良いですね。中央奥で緑に光るのは天保山の観覧車です。
南側の眼下には阪神高速を走る車がビル街を走り抜けます。
四ツ橋筋を中心とした中央区、西区、難波区、天王寺区に渡り広がる夜景パノラマです。中央奥左に見える突出した光のタワーは阿倍野ハルカスです。
開放的な吹き抜け空間にはゴージャスな螺旋階段があります。関西トップの高級ホテルとして素晴らしい空間です。この日は立食パーティーでしたが、料理の質も素晴らしく、流石といった感じでした。
フェスティバルシティはツインタワーで、もう一方のイーストは商業施設、2700席の音楽ホール、オフィスから構成される地上39階 地下3階の超高層建築です。
フェスティバルシティの機能にバスターミナルと図書館を加えると、規模の差はあれど、三宮のバスターミナルツインタワーに近い複合施設です。
200mのツインタワーは圧巻です。三宮のツインタワーは170mと140mといったところでしょうか。ただI期ビルの上層部6フロアは高級ホテルになるものと想定されます。流石にコンラッドは難しいでしょうが、三菱地所の力で外資系グローバルの有力ホテルを誘致して欲しいと思います。フェスティバルシティを訪れて、三宮にもこのような素晴らしい施設ができると考えると、とても楽しみになってきました。
ちなみに今回の夜景写真は全てiPhone8Sで撮影しています。デジタル一眼レフの高精細さや解像感はありませんが、スマホカメラでしかも手持ちの夜景撮影がこのレベルに達している事は驚愕です。
地域探訪: コンラッド大阪(中之島フェスティバルタワー ウェスト)から眺める大阪の夜景
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