※追記となりますが、この建物はまだ暫くは解体されずに活用されるようです。詳細についてはまた後日、別の記事を掲載したいと思います。
中央区小野柄通4にあるNTT西日本兵庫支店葺合別館。かなり年季の入った建物ですが、すでに閉鎖されています。南側の角地にあった数台のみのコインパーキングも同様に閉鎖されています。
恐らく老朽化に伴って閉館となったものと思われますが、今後、解体される可能性が高いです。その後、自前で建て替えるのか、売却して開発されるのか。東西に広い敷地で、敷地面積は1,500-2,000平方メートルはありそうです。
北側に隣接してNTTの子会社であるNTT都市開発が建設した大型オフィスビルのアーバンエース三宮ビルがあります。
さて再開発されるとする場合、どんなパターンが考えられるでしょうか。
① アーバンエース三宮ビル同様にオフィスビルを建設
② 分譲マンションを建設
③ 土地を分割し、西半分にビジネスホテル、東半分に分譲マンションを建設
④ コインパーキングを開設
この中では①の可能性が最も低いですが、竣工したばかりのリリープラザのように有力企業の1棟借りやホテルと組み合わせた複合ビル化であれば、可能性は高まるかもしれません。
②は売却になると、取得額が高額になる可能性があり、タワー型マンションでなければ投資額の回収が困難になるかもしれません。ただ都心部は市が超高層住宅建設の制限を掛けようとしている結果、新規分譲マンションの着工は抑制されています。また自社開発でウエリスブランドの分譲という形であれば話は別ですが、板状15階マンションというつまらないケースになるのは避けたいところです。
③は個人的に最も現実的なのではないかと思っています。土地の分割によって規模が小さくなり、投資額も抑えられるので自社開発にせよ他社売却にせよ手を出しやすくなります。
④は最も残念なパターンですが、暫定的にはあり得ると思われます。板状マンションになるよりは将来的に開発する可能性を残すので良いのかもしれませんが。
いずれにしてもバスターミナルビルの再開発を睨んでエリアの不動産取引が今後、活発になる事は規定路線でしょう。NTT都市開発はJR神戸駅近くの自社保有地で放送局とホテルの複合ビル開発を計画しており、この葺合館の開発の行方も非常に気になるところです。
NTT西日本葺合別館は解体?再開発の可能性
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