新長田合同庁舎

新長田合同庁舎建設工事

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新長田・二葉町で建設中の兵庫県・神戸市共同の合同庁舎。着工以来、これまで進められてきた基礎工事は最終段階に入っています。

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乗り入れ講台を中心に敷地を田の字に4分割して工事が進められています。配筋とコンクリート打設を北側の1、2工区から進め、残るは南側の3、4工区の一部へのコンクリート打ち込みのみになりました。

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基礎工事完了後には鉄骨建方が開始されます。開始時期は4月上旬位からでしょうか。この建物は三宮再整備と密接に関係しています。

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バスターミナルビルの整備には行政施設の移転による連鎖開発が必要でした。その最初の1ピースがこの新長田合同庁舎です。玉突き的に行政機能を移転させて開発用地を確保します。連鎖的再開発は東京・大手町で進められている民間開発で用いられている事が有名です。

同庁者の就業人員数は1,000名から1,050名へと修正されています。

本題からはズレますが、川崎重工による新幹線台車亀裂問題には正直、悲しくなりました。神戸製鋼が品質問題で会社の存続までが危ぶまれた際には神戸経済を牽引する片輪がもげたかのような気がしましたが、川重に頼るしかないと思っていた矢先の出来事で、神戸を代表する大企業2社の不祥事にはガッカリです。

不幸中の幸いは台車が破断しなかった事です。もししていたら大惨事になるのは当然の事ながら、新幹線が培ってきたすべての評価を地に貶め、日本の新幹線輸出は全て白紙撤回されたでしょう。列車の走行を続行したJR西日本も当然、その責任を問われ、三ノ宮駅の建て替えどころではなくなっていたはずです(今ももしかしたらその影響で目立つことを避け、プロジェクトの遅延も心配ではあります)。神戸の都心開発や復権を軌道に乗せられるかどうかの大事な時期です。民間企業も足並みをそろえ、気を引き締めて欲しいと願うばかりです。



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