新港突堤西地区再開発の建築物高さや他詳細が判明

新港突堤西地区再開発(開発面積約 3.3 ヘクタール)の事業者公募によって優先交渉権者が住友不動産を代表とする5社の企業連合グループに決定しましたが、建設される各建物の高さが判明しました。



敷地は南北に分かれおり、南側のA地区は容積率400%、より大きな北側のB地区は容積率500%に緩和設定されました。

①超高層住宅棟 地上27階 高さ102m 延床面積72,000平方メートル 700戸
②GLION業務商業棟 地上?階 高さ52m 延床面積12,000平方メートル
③フェリシモ業務棟 地上9階 高さ46m 延床面積8,600平方メートル(業務・商業合計)
④駐車場棟 地上?階 高さ27m 延床面積12,500平方メートル
⑤文化施設棟 地上?階 高さ23m 延床面積8,000平方メートル
⑥フェリシモ商業棟 地上?階 高さ12m 延床面積8,600平方メートル(業務・商業合計)



この他にも事業提案書の詳細が公開されて下記点が新たに明らかになりました。

http://www.city.kobe.lg.jp/business/bussiness/img/20171115kibu-01-jigyoshateiankeikakusyo.pdf
新港突堤西地区再開発事業 事業者提案計画書

◇港まちらしさを表現するデザイン・景観
建物群を緑豊かなアイランド群に見立て、「島々を巡る豪華双胴船（カタマラン）」がデザインコンセプト
住宅棟：双胴船、GLION棟：双胴船の漕艇、フェリシモ棟：灯台、文化施設棟：大地が隆起した大きな島

◇AQUATIC “水・水族・アートを融合させた賑わい創造施設”
水族館は須磨海浜水族園との一体的運営を前提とし、シナジー効果を狙う

◇フェリシモ・クリエイティブラボの構成
ホール： 神戸学校のイベント・講演会・演奏・上映などに活用できる多目的ホール
ミュージアム・ショールーム・カフェ＆ガーデン： 作品展示、シーサイドカフェ・ガーデン
ショップ＆ライブラリー： マルチ機能スタジオ（写真・動画撮影）、フェリシモのアーカイブスコレクション

◇水辺空間の整備
海の風を感じるグラデーションを用いた、新しく優しい景観照明を創出。カップルや家族が自由に楽しく座れる、多様な段差を設ける。

◇商業施設
ベーカリー・カフェ： ベーカリー（ル・パン）/AQUATICカフェ/フェリシモシーサイドカフェ
サービス： ドラッグストア/クリニックなど
食料品： 日常生活品を購入するスーパー

◇計画コーディネーター： 森ビル都市企画
◇マスターアーキテクト： 光井純アンドアソシエーツ建築設計事務所
◇照明計画： ：内原智史デザイン事務所
◇施工企業： 前田建設工業、大成建設

2019年から南側のB地区より開発がスタートし、2020年9月にフェリシモ本社、2021年3月に水族館の入る文化複合施設を皮切りに順次、その他の施設が完成していきます。三宮駅周辺の再開発と共に同時進行でウォーターフロント地区の開発も進みます。これからの神戸はビッグプロジェクトの話題が尽きない黄金創世期に突入します。