新港エリアの再開発が進むにつれて、第1・2突堤間の水域をにぎわいエリアとヨットハーバーへと転換させる為の準備が開始されています。
第1突堤先端から第2突堤へと伸びている波徐堤。
正確にはポートアイランドに向かって斜めにブロックが伸びています。
これから更に角度を変えて東方向にブロックの据付を延長していきます。
この波徐堤の上に第1突堤から足を伸ばして先端まで散策を楽しめる眺望ポイントとしても活用が想定されています。
第2突堤の先端からも短い波徐堤が伸びてくる予定です。これらによって水域内への波の進入を抑え、水面を穏やかな状態に保ちます。
水域の奥深く岸壁沿いは砕石による埋め立てが完了した模様です。干潮時と満潮時で水深が異なるので、どのレベルで埋め立てを完了させるのか現時点では定かではありません。
干潮時には完全に水底が水面に出ます。潮の満ち引きによって水辺の生き物が岩の間に入り込み、新たな生息場所に変わる事になります。
ただ岸壁との落差はまだ非常に大きくこの高低差をどのように埋めて、人々が親水空間を楽しめるように改造するでしょうか。
途中から急激に深くなっています。大都市のウォーターフロントにブルーカーボンの水辺整備という試みはあまり見られないにぎわい創出の手法です。ただ水域内にはゴミ等、漂流物が漂着しやすいので、この清掃も定期的に行われないと、折角の水辺の雰囲気を損なってしまうでしょう。
第2突堤のジーライオンアリーナ神戸では南北中央の外壁の空洞に外壁を取り付ける為の鉄骨建方が進められており、いよいよ躯体が完全体になりつつあります。
突堤基部の大型倉庫解体もかなり進捗しており、既に倉庫躯体の60-70%の撤去が終わったようです。
水域、突堤、基部と確実にウォーターフロントの再整備が進行しており、来年からは確実にこの水辺がこれまで以上に多くの人々で賑わう事になります。水域の整備スケジュールや具体的な内容はしっかりと示されるべきかと思います。
新港第1・2突堤間水域再整備 先端では波徐堤ブロック据付が進み、域内奥では埋め立てが進行
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待望のアリーナの整備が進んで新港町ウォーターフロントの開発も佳境を迎えますね。
河南市議の市政報告には、国際的ラグジュアリーホテルを建て替え中の神戸市庁舎の上層部に誘致する計画があると書いてありますが、市庁舎に国際的ラグジュアリーホテルが同居するかなぁ?
住友の倉庫跡地あたりに誘致できれば神戸のウォーターフロントエリアのステータスが高まると思いますが、神戸市の現状では、大阪や京都を差し置き神戸に進出するメリットが考えられないのかもしれませんね。
アリーナが稼働を始め人の流れが出来上がり、湾岸線西神工事の完成時期と神戸空港国際化のスケジュールが明確になれば今度はホテル側から進出を希望するでしょう。但し、ハイクラスのホテルを誘致するには規制緩和(特に高さと容積緩和)を含めた優遇措置も必要になると思います。
そう考えると、規制強化がご自慢の久元市長の任期中では無理でしょう。住友の倉庫跡地を貴重な種地として緑地で残しておくのは、誰の発案かは知りませんがファインプレーかも知れませんね。
こべるんさんご指摘の通り、神戸市は何事につけスケジュールや整備内容・経済波及効果などアナウンス不足ですね。
東遊園の整備なども含め一部だけで盛り上がっている感じがずっとしています。