トアロードの商業施設「神戸BAL」が昨夏より進められてきた開業以来初の一連の改装工事がすべて完了し、3月17日に全面開業を果たしました。
ANNEX Iの建て替えて規模拡大を実施した他、本館の外装リニューアルを実施。内部は各フロアを順次改装し、テナントの再配置や新規テナントの誘致が行われました。
「上質な時間消費を提案するショッピングタウン」をコンセプトとして、神戸BAL全体を改装。外観は大正・昭和初期の洋館をイメージ。確かに北野の異人館を彷彿とさせるデザインです。元々の外観もシンプルながらもスタイリッシュで特に問題はありませんでしたが、今回の改装によってより洗練性が高まり、トアロードにぴったりで好印象です。
新たに掲示された館内フロアと神戸BALの構成マップです。本館は地下1-2階がこれまで通りボールネンド、地上1-3階にコスメ、アパレル、雑貨、アクセサリ、カフェ等のテナントを集めました。地上4-6階は無印良品という構成です。構成のみだと、あまり変わってないように見えますが、実は大幅に変更が加わっています。
内装のコンセプトはホテルのような落ち着いた空間作りを目指したとのこと。
エスカレーターも含めてぴかぴかです。
今回の本館リニューアルによる店舗入れ替えで関西・神戸初出店が合計6店舗。ビューティケアー(コスメ・ボディケアー)の「サボン・グルメ」、「スリー」、「イソップ」、雑貨やアクセサリーとして「トゥデイズスペシャル」、「アガット・アンド・メモリア」、アパレルには「マルニ メンズショップ」、が新規出店しました。
加えて先行開業した別館ANNEXにも「エストネーション」が出店しており、他の商業施設とはテナントを被らせずにオンリーワン戦略で差別化を図っています。
また既存人気テナントの再配置を実施。キーテナントの無印良品は以前は3-5階だったフロアを4-6階に変更。天井高を上げて開放感が出るように改修。また地下階に独立してあったMUJIカフェを6階に移転させて立地を統一。
自然光の降り注ぐ気持ちの良い最上階にカフェが出来ました。今まで以上に人気を集めそうです。リニューアルの発表があった際、無印の出店する3階にインテリアや雑貨店を集めるとされていたので、無印はBALでの縮小かもしくは撤退かと気を揉んでいましたが、結果的にはパワーアップしました。
また別館に出店していた雑貨店「マディー」は本館3階に移転。
マディーの出店していた別館は現在閉鎖中でした。これから改装して更に新たなテナントを誘致するようです。
本館南側の出入口もお洒落に改装し、裏口感を払拭。本館と別館群の回遊性を意識したとのことです。神戸BALの戦略は近接する大丸神戸店のように、本館とその周囲に低層の別館を複数配して路面店化したところに面白味があります。
近接してトアロードには今年度、パルコのゼロゲートが出店予定である他、建設中のカンデオホテルズ神戸の低層部にもテナントフロアができる予定です。まだまだ進化中のトアロードからは今後も目が離せません。
神戸BALが全面改装オープン
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