本格的な既存ビルの解体工事が開始された神戸阪急ビル。建物の北面と西面が足場と養生ネットでスッポリと覆われてしまいました。今、神戸を訪れる人々はこの駅前の工事を見て何を思うのでしょうね。
既存ビルの姿をもう拝むことはできませんが、巨大なパラボラアンテナのみはまだ顔を覗かせています。形状的に足場を組めなかったのかそれともまだ暫く稼働が必要だからなのか。これまではあまり気にも留めてこなかったこのアンテナですが、その方向を考えると、今更ながら摩耶山の方角を向いていることに気づきました。摩耶山の山頂にはテレビ・ラジオ各局の電波塔が集中しています。関連性はあるのでしょうか。列車の無線に使用されているとすれば、代替のアンテナが必要となるのでしょうか。こういった事は疎いので分かりません。
足場は組まれたものの、構造を共有する建物の西側はまだ通行が許されているため、一挙にバリバリと建物を解体していくわけにもいきません。内部から徐々に慎重に工事を進めているものと思われます。その為、新築ビルを施工するのは大林組ですが、解体は別の解体専門のプロが進めています。
阪急駅コンコース内も仮囲いが設置されてました。写真はJRの西口に移転した551の蓬莱のあった場所です。
JR側からフラワーロードを渡る横断歩道からこれまでは20m程度の建物を見上げていたわけですが、これが一気に120mに代わる訳ですから、もの凄い迫力になりそうですね。ただ旧神戸阪急ビルをモチーフとした低層部がまず目に入り、幾分かセットバックした形で高層部が聳えることになるので、意外に目立たないのかもしれません。新築ビルが南側からどう見えてくるのかが興味深いですね。JRの駅ビルが建設されるまでは間違いないなく三宮の新しいランドマークになることは間違いないでしょう。
神戸阪急ビル東館解体工事
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いかにも仮設というプレハブ阪急は嫌いな建物でしたけど、
そうは言っても20年近く存在していたわけで
多少の寂しさはありますね
パラボラアンテナですが、あれは列車無線用です。
摩耶山に基地局がありそこと通信をしています。
そのため工事をしていようと列車運行に必要なのでこのように囲わないようにしてあります。
http://www.asahi.com/sp/articles/ASHDC5SJ5HDCPIHB03P.html