イーライリリー新本社屋

イーライリリーの新社屋建設予定地

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先日報道があり、当ブログでも取り上げましたが、米国製薬大手の日本イーライリリーが現在の三宮プラザビルから磯上通7丁目へ本社を移転する計画が発表されたことを受けて、早速、現地の現況を確認してきました。

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現地はコインパーキングとマンションのモデルルームとなっていましたが、モデルルームは現在、解体中です。和田興産が浜辺通で建設したワコーレシティ神戸三宮のギャラリーとして使っていました。その前にはシティタワー神戸三宮やエステムコート神戸三宮プライム等のモデルルームもこの場所に開設されていました。

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そもそもは古い事務所ビルが立っていましたが、再開発が計画された事により既存建物は解体されました。しかし着工には至らず計画は白紙撤回され、以降はコインパーキングがメインの用途となり、10年近い月日が流れてきました。パーキング名のIPSXから分かる通り、この土地は旧居留地の建隆ビルに本社を置く不動産企業「KMG・建隆マネジメントグループ」が保有している土地です。同社は神戸市内を中心にオフィスビルや商業ビル等多くの不動産を保有しています。

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イーライリリー本社移転予定地の向かいにあるIPSX East。2002年竣工で地上15階建てのオフィスと住宅・SOHOの複合ビルです。

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イーライリリー本社移転予定地の北側に隣接したパーキングと一体化された商業ビルはIPSX North。一時期はこうしたスタイリッシュなビルを多く手掛けていましたが、ここ最近は新規で建物を建設せずに老朽化した建物を改装してコンバージョンする手法に変わっています。さて、イーライリリー本社はKMGが賃貸ビルを建設して、テナントで入居する形を採るのか、それともイーライリリーが土地を賃借して自前で社屋を建設するのか、はたまたこの土地はイーライリリーに売却されたのか。

一つ言えることは神戸の都心部でタワーマンションのモデルルームを複数こなした土地はビルが建つというジンクスが出来つつあります。この場所もそうですが、フラワーロードは磯辺通で数多くのタワーマンションのモデルルームを担った旧神戸ビル跡は、現在、ダイワハウスの神戸支店が入居するオフィスビルになりました。このセオリーが成り立っているのであれば、ハーバータワーとザ・パークハウス神戸ハーバーランドタワーのモデルルームが開設された海岸通の土地もゆくゆくは開発されるのではないかと思っています。

イーライリリー社は2018年の新本社屋完成を予定しています。年初の竣工であれば年内着工も考えられるでしょう。



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