夢物語や都市伝説のような位置付にあった阪神高速5号湾岸線の西伸部が遂に着工に向けて始動します!阪神高速株式会社が12月22日(土)に国土交通省近畿地方整備局、兵庫県、神戸市と共催で起工式を開催すると発表しました。
事業化が決定しているのは、ミッシングリンクとして六甲アイランド北から名谷インターまでの約21kmの区間の内、六甲アイランド北-駒栄間の約14.5kmとなります。
工事は10年を要し、工費も約5,000億円と巨大交通インフラプロジェクトですが、この区間が完成する事による経済効果は絶大です。混雑度日本一と公認されている阪神高速3号神戸線の渋滞解消、平行する国道43号線の混雑緩和、新しいランプ・インター開設による周辺エリアの活性化、斜張橋や海上通行による景観・観光効果等、神戸経済を強める事は間違いありません。
展望施設の整備構想はまだ何も具体化していませんが、インバウンド需要にも対応する素晴らしいものにして欲しいと思います。
この夢のプロジェクトが完工を迎える2030年間頃、三宮や元町、ウォーターフロントエリアはどのように変わっているでしょうか。海上を貫く雄大な橋に釣り合うメリハリのきいた都心に生まれ変わっている事を期待したいと思います。
海上工事やポートアイランド内の工事が目に見えて進む様子をレポートできる日が待ち遠しいですね。この新しい橋の背後に広がる神戸の街や六甲連山を捉えた景観が神戸の定番の構図になる事は間違いないでしょう。橋梁の建設が始まれば、これまで以上に神戸港クルーズの人気が出てきそうですね。
阪神高速5号湾岸線西伸部が起工! 夢のプロジェクトが遂に始動!
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ずっと待ってました!
阪神高速5号湾岸線の延伸については、「今年中に着工」の情報で止まっていたので、本当に着工するのか不安に思っていました。
三宮の再開発の遅れを見ていると、阪神高速の延伸も本気にしていいのかと感じてしまったものです。
しかし、これは便利になりますよ。
ポートアイランドや六甲アイランドから梅田行きの高速バスを走らせれば、通勤に使いたい人は多いのではないでしょうか。
従来のポートライナーや六甲ライナーでは遅い上に、乗り換えが必須で大阪までは通いにくいと思います。
ポートアイランドは三宮に近いのでまだ便利ですが、六甲アイランドは三宮も梅田も遠いのでなおさらでしょう。
できれば、統合リゾート(IR)で舞洲まで延伸・乗り入れが計画されている京阪が5号湾岸線の下に延伸して、六甲アイランド、ポートアイランド、三宮まで来てくれれば・・・、などと夢想を抱いています。
この記事の続きが楽しみです。
やっと着工で安心しました。井戸県知事が精力的に活動しているのと、久元市長もこの湾岸線斜張橋は神戸の観光資源になりうるとして一押しの開発事案です。(笑)
ポーアイ‐六アイ間の斜張橋は海面高200mほどになる可能性もあり、展望施設の併設も含めどのような設計が行われているのか興味があります。和田岬‐ポーアイ間の斜張橋も同様に、これが出来れば神戸港の景観は大きく変貌するでしょう。
ヴィーナステラスからの眺望景観基準は大阪湾の水際線や神戸港とポートタワーを見通せることが理由ですが、テラスから観る眺望者の視線はこの斜張橋に確実に移って、意義はほぼ意味をなさない条例になるのではないでしょうか?
今回、高さ規制の神戸市の回答に、香港でも眺望景観保全の施策があると記載されていますが、これはview corridorとよばれる「見通せる景観づくり」と言うべき施策で、香港は超高層ビルが多く経済的側面と景観の要素になっているので、山も少し見えるようにいくつかの眺望点から『少しは山が見えるよう』に指導しようと言うもので全部山が見えるように指導するものでないです。同様なことはシアトル市でも行われ、シアトルのランドマークであるスペースニードルを見通せるように街区の『道路区画整理事業』を行っています。(しかしSニードルは高さ184mもありポートタワーとは比べ物になりませんが)
ただビル高さ特区設定も視野に入れているようなので今後どうなっていくでしょうか?
やはり外国の景観政策は将来渡る都市の経済的側面を考慮して景観審議しているので意義合いが全然違います。
京都市もいよいよ建築物高さ制限緩和に動き出しました。(11/16付京都新聞より)
https://www.kyoto-np.co.jp/local/article/20181115000183
はたして阪高湾岸線西延伸部事業によるこの動向はどう進んでいくのか興味が尽きません。
阪神高速の延伸工事は、大変めでたいことです。
橋からは、神戸の都心がどのように見えるでしょうか。
また、京都の高さ規制見直しは良いニュースです。
なぜか。京都は、神戸よりも遥かに早い段階で、綿密な高さ規制の計画を行ってきました。その京都でさえ、時代のニーズに応じて見直すだけの柔軟さを持っているわけです。ならば神戸も、と捉えるです。既に条例になっているからといって、高さ規制が永遠に続くと考える必要はありません。いらないと判断されたら、躊躇なくあっさり止めるべきだと思います。