新長田

腕塚5丁目第3工区・県立総合衛生学院移転と新長田駅前広場再整備

兵庫県がJR新長田駅南側再開発地区の腕塚町5丁目で計画している県立総合衛生学院の新校舎ビル。土地の取得とこの地への移転集約が2019年に報じられてから、3年の間は何も具体的な動きはありませんでした。しかし昨年12月にようやく建築計画のお知らせが掲示され、1月には施工者も入札で決定しました。

所在地 神戸市長田区腕塚町5-5-1
事業者 兵庫県
敷地面積 2,384.24㎡
建築面積 2,308.4㎡
延床面積 12,415.51㎡
階数 地上9階
用途 学校
建物⾼さ 44.5m
構造
設計者 株式会社内藤建築事務所
施工者 大豊・神鋼興産・益田特別JV
着工予定 2022年3月1日
竣工予定 2023年8月31日



建築計画のお知らせでは3月1日を着工日としていましたが、現在の時点ではまだ工事の始める気配はありません。少し遅れているのでしょうか。敷地を囲むフェンスには建設される建物各フロアの平面図が掲示されています。



新築される県立総合衛生学院の完成予想イメージパースです。学院というよりは庁舎のような佇まいを纏った建物になるようです。



JR新長田駅南側の再開発地区における最後の未着工工区である腕塚5丁目第3工区。兵庫県立総合衛生学院が最後のプロジェクトとして間もなく始動する予定です。



再開発としては最後ですが、新長田の再整備はまだこれから始まるところでもあります。地下鉄新長田駅の改修工事が今後スタートしますが、これに合わせて南側の駅前広場も改造工事が予定されています。



現在、歩行者専用広場となっていますが、バスロータリーを整備して、新長田駅前を交通拠点に変貌させる計画が進められようとしています。



今年度中に設計を完了し、工事の着手は来年を予定しており、完成は再来年となります。バス路線も再編されて新長田がこれまで以上に交通の要衝に生まれ変わる事になります。西市民病院も移転し、人の集まる街への変貌は商業地としての底上げに繋がるのかどうかを見極めていく必要がありそうです。
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