神戸空港

神戸空港ターミナルビル 天井改修工事が完了 ビル改装の次のステップは?



昨年6月から進められてきた神戸空間ターミナルビルの天井改修工事。セキュリティゲート外の出発ロビーの工事が完成しました。



改修工事の目的は耐震化がメインだったかと思われますが、刷新された天井はデザインも変更されています。


改修前の天井の様子です。中央のスリット以外はノッペリとした印象です。ライトの数もあまり多くなかったようです。



改修後も中央のスリットは健在です。



あまり意識して確認する事はこれまでありませんでしたが、天窓が設けられており、自然光を採光する仕掛けになっていました。



明るくなった天井によって黒い部分とのコントラストがより表れるようになりました。



中央カウンター上に新たに設けられたパネル一体式の照明が大きく天井の印象を変えています。



後から着手した搭乗エリア内の改修工事はまだ継続されているものと思われます。



関西エアポートは2019年度に公表した神戸空港ターミナルビルの改修項目として、ターミナル商業エリアの改装も挙げていました。しかしその直後にコロナ禍に突入した為、この点については1階のファミリーマートを2階に移転させた以外、進展は行われていません。一方、関西空港や伊丹空港は低稼働期間を逆手に取って、商業エリアの大改修を進めています。



現状、国内線のみの神戸空港は、徐々に回復軌道に乗り始めています。関西三空港懇談会はコロナ感染拡大後にも開催されていますが、以前程、議論が熱を帯びた感はありません。しかし国際化が既に前提とする雰囲気は醸成されており、訪日客受け入れへのステップが明確になり始めれば、自ずと現ターミナル改装に留まらず、国際線ターミナルの想定検討が開始される必要が生じます。



水面下では既に神戸市と関西エアポートの検討協議が進められている可能性もあるでしょう。ひとまずは国内線の需要がコロナ前に戻れば、再び就航便数が上限に達し、更なる枠の拡大と、ターミナルビルの改修が必然になるものと思われます。

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  1. れふげ より:

    大阪ガスが御堂筋にある本社ビルのリノベーションと本社ビル横の所有地の開発検討を発表しましたね。本社ビルは歴史があるビルですが、周囲のビルとの高低差が気になっていたので、どんな計画になるか楽しみです。

    https://www.osakagas.co.jp/sp/company/press/pr_2022/1306111_49640.html

    • しん@こべるん より:

      大きな駐車場なのでかなり大規模な再開発になるでしょうね。御堂筋から一本裏通りになりますが、周辺は大きく変わるでしょう。淀屋橋は次の段階に入ります。

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