2006年の神戸空港の開港以来、苦しい時も好調な時も常に神戸空港の屋台骨を支えてきたスカイマーク航空。同航空会社のこれまでの運営は必ずしも順風満帆とは言えず、2015年には経営破綻を経験し、神戸空港の先行きにも暗雲が立ち込めた時期もありました。そしてコロナ禍という最大の難関を迎えましたが、これを乗り越えた後には業績を急激に回復させ、2022年12月には東京証券取引所グロース市場への再上場にまで漕ぎつけました。
同社は東の羽田に対して、神戸を西の拠点ハブ空港として位置づけ、本社機能の一部移転や格納庫の整備等、神戸で積極的な投資を行ってきました。神戸空港とスカイマーク航空は共に助け合い、成長してきた盟友的な存在であり、一蓮托生の関係でもあります。現在も神戸空港の国内線発着便の7割弱はスカイマーク航空によって占められています。
そんなスカイマーク航空の業績や株価が低迷しているようです。3年前の再上場時と比較して同社の時価総額は半分未満となり、業績も赤字が続いています。神戸空港の利用者数はポストコロナ下では年々、最高値記録を更新し、スカイマーク航空の運航便も高い搭乗率を維持しているにも関わらずです。
国内線運航の厳しい状況については、スカイマークに限らず、JALやANAにおいても同様で、原油価格高騰や円安による燃料費の増大を価格転嫁できない事が要因となって、軒並み飛ばせば飛ばす程、赤字になる環境です。しかし国際線網を持つ大手二社は、国内線の赤字を国際線で補填する事で業績を維持できていますが、国内線のみのスカイマークはこの状況を変える事ができません。
その打開策はやはり国際線を就航させ、経営基盤を固める事以外にはありません。既に神戸空港から台北線の国際チャーター便の運航を決めたスカイマーク。10月上旬の約1週間に渡り、2020年に運航していた成田-サイパン線以来、5年ぶりに国際線を飛ばします。これは試験的な運航と見て間違いないでしょう。一定の搭乗率を確保できれば、定期運航のチャーター便に移行する可能性が高いのではないでしょうか。
神戸空港の国際チャーター便の利用状況は好調を継続していますが、40往復便/日の上限にはまだまだ余裕がある状況です。神戸空港への就航を目指してラブコールを送る航空会社は数多く存在すると伝えられていますが、神戸市や関西エアポートは一気にその枠を埋めず、徐々に就航するエアラインを増やしていく方針をとっています。
完全に個人の推測ではありますが、この枠の一定量をスカイマークの国際便に充てる為に確保している可能性があるのではないでしょうか。スカイマーク無くして神戸空港は成り立ちません。しかしこのまま業績低迷が続けば、再び同社が破綻し、出資を受けるANAに完全吸収されてしまう事も考えられます。独立採算制を維持するには、神戸空港から多くの国際線を運航し、ノウハウと実績を蓄積していく事で経営を立て直し、他空港からの国際線運航にもシフトしていくという道が開けていくのではないでしょうか。神戸空港もスカイマークのみへの依存はリスクにもなるので、他社とのバランスも考えながらも、現在も最大の功労者である同社を引き立てる事も重要ですので、まずはスカイマークの経営を安定させ、更に関西の航空需要を高めて、発着枠上限の更なる引き上げによる他社運航といった道筋を描いていきたいところです。
神戸空港の屋台骨を支えるスカイマーク航空の業績・株価が低迷 回復には国際線参入が活路
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需要が頭打ちの国内線旅客数に比べ、世界の航空トレンドでは国際線旅客数は今後も加速度的に増加が見込まれています。スカイマークは神戸空港をハブとして国内8路線を運航していますので、同社が神戸空港を拠点に国際便を数便持つことは国内便にも相乗効果があり有益です。
神戸空港国際化で旅客需要は京阪神地元に加え中四国(岡山・広島西部・鳥取・徳島・香川)からも見込めます。積極的な拡大化が望まれます。
しかしながら関西の最大利益に繋がる事が判っていながら、関西エアポートは関空地元自治体に過度に気を遣い神戸空港への投資に及び腰。コンセッションの目的である神戸空港の価値を高め発展させる努力に疑問符が付く。
なんとして再度の経営破綻は回避しないといけない。ANAは神戸空港から国際線を飛ばす意図はないだろうから。台湾のみならず、シンガポール、バンコク、さらにはインド チャンドラボーズから飛ぶ姿が期待される。
国際線発着枠をいきなり埋めず、徐々に増やしている背景には
安全運航の徹底によるノウハウ蓄積やCIQ職員の習熟度を上げる
ほかにも、そうした狙いがあるかもわかりませんね。
それ程までに開港以来の経緯から、神戸市とスカイマーク社の
関係性は車の両輪であり、また一蓮托生として運命づけられて
いる気さえ致します。2010年におけるJAL撤退の穴を同社の便が
埋めなければ、今日の神戸空港もスカイマーク社の発展も
あり得ませんでしたので。それだけに同社にはこの逆境を
近い将来の国際定期便就航という活路により乗り切って
もらいたい思いです。
後背地人口などの確かな需要を背景に、神戸市や関西
エアポートとも協議の上、積極的な路線開拓が望まれます。
まずは東南アジア諸国の都市や太平洋諸島への就航が
ニーズの観点からも望ましいと思いあmす。
スカイマークは岡山空港桃太郎空港の発着を検討すべきでしょう!