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元町商店街にあった「パティスリー・グレゴリー・コレ」が店舗兼工場を売却し、山本通に移転後、土地と建物はJR元町駅前の神戸プラザウェストを保有する櫻商事に譲渡されました。同社はここに2棟目となるホテルをプラザホテルアネックスとして計画。大和ハウス工業が既存建物の解体と新築建物の施工を担当し、昨秋より建設工事が進められてきましたが、今秋に竣工を迎えました。
そして11月27日のプレオープンを経て、12月3日にグランドオープンしました。西元町のホテルシェレナ閉鎖後では元町商店街初のホテル開業となります。
事業名称 神戸プラザホテルウェスト新築工事
所在地 加古川市加古川町古家町621番地
事業者 櫻商事
敷地面積 508㎡
建築面積 360㎡
延床面積 3,108㎡
階数 地上9階
用途 ホテル(120室)、店舗
構造 S造
設計 小西建築設計事務所
施工 大和ハウス工業株式会社
1階は飲食店の出店を想定したテナントスペースですが、まだテナントは決まっていないようです。
代わりに登場したのがF1カーのフェラーリF2003!
今後、カフェやレストランの出店が見込まれます。
元町駅からは多少の距離はありますが、商店街に面している為、利便性は抜群です。また南京町からも近い為、ビジネスと観光の双方に対しても立地は恵まれていると言えます。このホテルの開業で、今年オープンするホテルは出揃いました。ホテル建設ラッシュが続いていますが、工事や計画の遅延により、2019年の都心部における開業ホテル数は3軒に留まりました。反動で来年は多くなる見込みです。
さて、神戸プラザホテルウェストの東隣には神戸風月堂ミュージアムや店舗ビルが連なりますが、この2つの建物は閉鎖されています。
開発の匂いがしますが、2つの建物の閉鎖は単なる偶然なのか、それとも必然か。今後の動きに注視したいと思います。
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