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準備工事となる土木作業が開始された新港突堤西地区再開発(三宮新港町計画)。建設が計画されている6つの建物について景観審議会とのデザイン協議が進められてきましたが、業務施設となるフェリシモとGLIONのそれぞれの本社屋については合意・成立が確定しました。
通販大手で現在は旧居留地の神戸朝日ビルに本社を置くフェリシモはFELISSIMO CREATIVE LABO (仮称)と名付けられた地上8階の業務棟と地上2階の店舗棟から構成されるコンプレックスです。低層棟の屋上にはテラスも設けられる予定です。デッキは隣接するアクアリウムと連結されます。岸壁前の緑地にも面して潮風に吹かれる新しい賑わい拠点としての役割も果たします。約440名のオフィスワーカーが勤務予定の業務棟は当初デザインよりも洗練されました。中央には大階段も設けられます。
名称 | FELISSIMO CREATIVE LABO (仮称) |
---|---|
所在地 | 神戸市中央区新港町112番地 |
規模 | 地上8階 |
敷地面積 | 2,270.65㎡ |
建築面積 | 1,482.00㎡ |
延床面積 | 8,328.92㎡ |
高さ | 41.1m |
構造 | 鉄骨造 |
用途 | 事務所、集会場、展示場、物販店舗、飲食店舗 |
設計 | 株式会社石本建築事務所 |
施工 | |
事業主 | 株式会社フェリシモ |
完成予定 |
計画図においては4工区と制定されています。東側には今後、開発の進む住友倉庫と隔てる通路が整備される模様です。
A街区中央南側に建設されるがGLION本社ビルです。現在はフェリシモと同じく旧居留地内の江戸町104ビルに本社を構えています。
地上10階の威風堂々としたオフィスビルになる予定です。従業員数4,000名を越え、グループ企業75社の規模に相応しい本社屋となります。約200名が勤務予定の他、BMWワールドミュージアムやショールームが備わります。ミュージアムには「BMWの歴史や哲学、BMWを中心としたライフスタイル・ツーリズム発信機能」を持たせる為、高級自動車メーカーが今、こぞって展開しているカフェとショールームの融合施設が期待できるかもしれません。
名称 | GLION本社ビル 新築工事 |
---|---|
所在地 | 神戸市中央区新港町112番地 |
規模 | 地上10階 |
敷地面積 | 2,976.54㎡ |
建築面積 | 1,191.38㎡ |
延床面積 | 11,352.26㎡ |
高さ | 51.20m |
構造 | 鉄骨造 |
用途 | 事務所・展示場・店舗 |
設計 | 株式会社IAO 竹田設計 |
施工 | |
事業主 | 合同会社デカンショライオン |
完成予定 |
GLION本社ビルは7工区として定められています。フェリシモもGLIONもイメージ案として当初出ていたパースから更にブラッシュアップされて期待以上のデザイン性を持った建物になります。
さて、問題はまだデザイン協議成立に至っていないツインタワーとなる地上27階建の住宅棟です。イメージ案ではデザイン性の高さが際立ち、期待が持てました。
しかしデザイン協議中に明らかになったツインタワーはオフィス棟が最終的に良くなったのと正反対となり、コストダウンが明らかに見て取れる簡素で陳腐なデザインでした。来年度に神戸市が導入する予定の超高層住宅建設規制が入れば、このタワーマンションは都心エリア最後の供給になる貴重性の高い物件になります。また話題性の高いウォーターフロントにおいてシンボリックな建物になる為、是非ともイメージ案を上回る洗練されたデザインの採用を検討して欲しいと思います。まだデザイン協議が成立していないのはこのデザインが理由でしょう。協議では「神戸のウォーターフロントにふさわしい個性ある魅力的な景観形成に資する建物デザインとなるよう検討してください。」と指摘が入り、事業者からは「2棟の住宅棟は、制限のある高さの中で分節化を図りながら、デザインの工夫を検討し、中層・低層建物との融合によりウォーターフロントの新たなランドマークとなるよう検討いたします。」と回答しています。
円筒形水族館についてはデザイン協議が行われているのか不透明感が漂っています。このイメージ案通りに進めて欲しいと思います。
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今のマンションデザインでは神戸の港の風景ぶっ壊しでしょ。間四角なうえ灰色一色はないでしょ!
フェリシモとは私の家人がかつて前身の(株)ハイセンスに勤めており縁が有ります。当時本社は大阪駅前第3ビルに有りました。
家人は経理部にいたのですが、当時の社長(創業者)がちょくちょく経理部に顏を出し若い女子社員にニコニコとねぎらいの声を掛け、残業で遅くなると、社長がポケットマネーでタクシー代を出してくれるような家庭的な雰囲気な会社だったそうです。
大阪から神戸に本社を移転し20年以上経ちましたが、今や神戸を代表する上場企業としてすっかり根づいております。
自社ビルを新港突堤に建設するという事で正真正銘の神戸の企業となるわけです。
大手企業の本社が神戸を後にする昨今、経営環境は順風満帆とは言い切れませんが、末永く頑張ってほしいですね。
建築費高騰と人手不足が大きいと思います。
超高層は低層建築物と違い工期が長く建築費や資材の高騰の影響を受けやすいですから。
これがせめて34階建だったら7フロア分の余裕が生まれる。増床される部分は全て高額で販売可能な床ですから事業にゆとりができ、その分意匠にお金が回せるでしょう。だって、陳腐なデザインの建物じゃ売れないですから。
デザイン性の高い建物が出来て、エリアの居住人口が増え、永続的に旧居留地エリアの活性化に寄与すると予測できる。Win-Winでしょ。神戸市長は、タワマンの将来的なスラム化を非常に危惧しているようで、その考えが神戸市職員にもタワマン=スラム化という意識が蔓延しているようですね。
一面的で紋きりの知識は、人の成長を止め、街の成長を止めてしまいます。
夜空を見上げ天が崩れ落ちるのではないかと危惧し大騒ぎして逃げ回るのではなく、何故、これほどタワマン需要が有るのか他地域での取り組みも含めて知る努力が必要でしょう。
今までこんなにもエモーショナルな行政があったでしょうか?
市職員は、目と耳を閉ざすのではなく、マンションの販売現場や実物を訪問して見分を広めて欲しいですね。
そしてこれはタワマンに限らず、こべるんさんが指摘し続けている消防法の規定についても同じです。
ある時期はそれが最良であったかもしれませんが、その時問題とされていたことは、日々改善されている事を知るべきでしょう。一つの考えに固執していては成長はありません。あたらしい知識をどん欲に取り入れて頂きたいと思います。
名前入れ忘れました。
そもそもこの場所に高層マンションって必要ですかね。。。
私は地元の人間ですが、2号線以南はどう考えても住む場所ではないし、昨今の異常気象を考えると危険ですらあると思えます。港町神戸の魅力向上であれば純粋な商業施設としていたほうがずっと良かったのではないでしょうか?まぁBMWみたいなドイツ企業のミュージアム作っても神戸の魅力は微塵も上昇しませんが。超高層住宅建設規制をつくるくらいなら、まずはここをどうにかしてほしかった。。。
高さが無理でもせめてデザインだけでも何とか頑張って欲しいですね。 昔から神戸のマンションは他都市に比べて高級感に欠けているどころか公団や公共住宅っぽい建物が多いのは不思議です。例えばマンションの表玄関の横に丸見えの駐車場があったりして見た目や体裁より実用性重視。 デザイン都市??景観??美しい街並み?? 残念です。
頑張ろう!!
この市長が係わるとこれですわ
投資する意味が分からないんでしょうね。
この人はやりそうだから金を貸す。
みたいなやり取りが理解できない
お坊ちゃまなんでしょう。
またHATの東西道路をトランジットモールに
したいみたいな発言してますよ
市内で唯一見栄えがするエリアなのに
三宮クロススクエアで道路分断するのに…
完全に神戸を殺す死神博士です
私も数年前までは、2号線以南は非日常的(レジャー含む)ゾーンとして開発したら良いと思っていました。ホテルや小劇場などライブハウスや博物館を拡大移転したら面白いと。でも今までの流れからするとインターナショナルクラスのホテルは神戸に目が向いてませんし、ミュージカルなど芝居を愉しむ文化も神戸には根付きそうもないし、ビジネスゾーンとしてなら、旧居留地内のこれといった特徴もない中途半端な老朽化したビル群の建替え(できれば集約して大規模化)こそすべきじゃないかと思うようになりました。
2号線以南は、HAT~Umieまで、超高層マンションを織り交ぜた開発を行い湾岸部に定着人口を増やす方が街が活性化するようになると思うようになりました。
このエリアは少子高齢化に向けた定住人口の囲い込みにとても良いエリアだと思います。マンション問題には、教育機関のキャパの問題がセットでついてきますが、拡張余地のある学校(例えば、港島中町とか)を拡張してでも対応したらいいと思います。子供が増えるなら御の字です、無料のスクールバスを走らせても全然かまわないと思います。
人が増えると街に活気ができ潤いがでます旧居留地や三宮元町~神戸駅地区全体の活力も上がると思います。
今、市長を筆頭に開発に消極的な方の意見で私が一番悪い思うところは、行動することなく頭の中で考えてばかりで、例えば、タワマン→管理崩壊→メンテ不能→近未来にスラム化とか、人口増→教育施設不足のようなネガティブな思考にとらわれてしまう事です。子供が増える事はこの上なく歓迎したら良いし。タワマンがスラム化しないような方策や補修工事法などは日々工夫考慮され進化している事も思うべきでしょう。
魔法をかけられたように、『タワマン・超高層ビル』のキーワードでフリーズしてしまうのが今の神戸市だと思います。
よく引き合いに出ますが、福岡の活気が漲る街を見学すると、街の勢いの差に愕然とします。それは駅に降りたときから感じます。市職員にはぜひ朝・昼・晩の福岡の活気を体感して今の神戸に何が足りないのか考えて欲しいな。