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大丸神戸店の売上が1,000億円を突破 再び1,000億クラブの仲間入り


大丸松坂屋百貨店を傘下に抱えるJフロントリテイリングが発表した2026年2月期業績により、大丸神戸店の売上高は1,000億円を突破し、1,017.3億円である事が判明しました。前年度は984億円でしたが、次年度は1,000億円突破が確実視されていた通りの結果となりました。

1,000億円台に売り上げが乗ったのは2006年以来の実に約20年ぶりです。地域1番店の座を30年以上に渡って守り続け、全国百貨店トップ20にも鎮座しています。



大丸松坂屋百貨店の中では、大丸心斎橋店、松坂屋名古屋店に次いで3位。心斎橋店との差は100億円程。他店舗の多くが前年比マイナス成長となりましたが、神戸店はプラスとなっています。これまで神戸店はインバウンド需要の取り込みを享受できませんでしたが、その反面、これらの浮沈に左右される事もありませんでした。ただ最近では神戸空港の国際化によって訪日客の売上もじりじりと増加しており、

神戸店の来店者数は1,000万人程。心斎橋店、梅田店、東京店の来店者数は2,300〜3,600万人に上る為、神戸店は底堅い実需に支えられていると言えるでしょう。



Jフロントリテイリングが行った神戸店関連の投資としては、旧居留地25番館の取得が記憶に新しいと思いますが、店舗関連の直接投資ではありません。ただ高稼働率のホテルを有し、旧居留地を面的に活性化させる事によって神戸店の成長拡大を見込むこれまでの正攻法の取り組みを継続する投資です。



好調な大丸神戸店に対し、これに追従したいライバルの神戸阪急。24年度の売上は429.8億円でしたが、25年度については具体的な売上は公表されていません。神戸阪急も富裕層やインバウンド需要の恩恵を受けていると思われますが、500億円に達していたとしても大丸の半分であり、まだ大きな差が開いています。



次期の売上予測は1,116.6億円を見込みます。街を面的に捉えて活性化させると共に、店舗自体にもハレの非日常を提供するこれまで大丸が培ってきた戦略は正常進化を遂げています。神戸阪急が大丸に挑むにはやはり建て替えによる根本的なハード面の是正と駅前一帯を面と捉え、街と共に店舗の魅力を磨く必要がありそうです。また両店が競って広域で商圏を拡大し、バイを広げる事によって、両店の来店を目的とした来神者を増やす事が成功の道と言えるでしょう。

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