三宮

大丸前HITODE交差点にコンテナハウス「multi-BASE」新設工事 9月上旬にオープン予定 ポップアップストアの拠点となるか?



鯉川筋、三宮中央通り、元町商店街等が交わる大丸神戸店前のスクランブル交差点前で新設工事の進められているコンテナハウス「multi-BASE」は、全国初のほこみち指定の制度を活用して進められています。



間もなく完成を迎える予定のmulti-BASE。コンテナにコンクリートのフレーム装飾を行って建物風に仕上げています。



9月上旬のオープンを予定し、活用を促す広告が掲示されました。このコンテナハウスを活用して、飲食店や物販店のスタートアップビジネスのお試し販売や既存企業のポップアップストア等の活用が想定されます。



資金の少ない個人経営者の卵が出店資金を準備するのは大変ですし、また出店してもビジネスが上手く行く保証はありません。特にコロナという大きな試練を経て、経済情勢は突然の不確定要素によって、突然一変するというリスクがこれまで以上に起業のハードルを高くしています。



このコンテナハウスでは都心商業地のど真ん中で、力試しを行う最適の環境が提供される事になります。ここで手応えを感じられれば、この通りや周辺の空き店舗にテナントとして出店するという個人事業主も現れるでしょう。アーティストがミニ個展を開くという使い方も出来るでしょう。



スタートアップやアーティストを支援する街・神戸に相応しい試みかと思います。コンテナハウスをポップアップに活用する事例は全国でも続々と増えているようです。



一体どんな出店者が最初のテナント第一号を飾る事になるのでしょうか。



近隣でも三宮中央通りの空き地にコンテナハウスの店舗の開店準備が進められています。



内装工事が進んでいますが、どのような店舗がオープンするのでしょう。常設型のテナントなのか、こちらもポップアップを募るのか。

三宮中央通りではパークレットや村上工務店の運営するビアスタンド「Openair」前のテラス席等、ほこみちの指定制度による歩道上の活用も少しずつ見られていますが、まだまだ本格的な運用には至っていません。ちょっと夏場は暑過ぎるという環境面でのハードルもあります。陽射しを遮る工夫や夕方以降の活用を促す仕組みも必要ではないかと思います。通り沿いの飲食店が歩道の活用を促進するインセンティブもあった方が良いでしょう。

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  1. こうべ山荘 より:

    ここが好評であれば、ハーバーランド・ウミエの南側の空き地にも設置するといいかもです。

  2. EYESTAR より:

    神戸市内でスタートアップを目指す起業家にとっては、
    元町・大丸前交差点は憧れの立地でしょう。
    三宮やハーバーランドにも程近く、市内のトレンドを
    受信するにも発信するにも最適な環境だと云えます。
    自身の事業でこのコンテナハウスを活用するなら、
    ああしてこうして…とワクワクするようなプランが
    思い浮かびます。新たな情報発信拠点の誕生は大歓迎です。

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