JR・山陽垂水駅東側駅前広場に計画されている新垂水図書館、駐輪場、ロータリーから構成される複合施設は、計画地である駐車場に21年秋にボーリング地質調査が入った後、遺跡発掘調査が行われ、更に建設工事前工事、地中埋設物移設工事等を経て、なかなか本体工事に着手するに至らず2年半が経過していました。
しかし遂に(仮称)新垂水図書館・自転車駐車場・ロータリー建設工事が着工に至りました!
工事を受注したのは、明和・中田特定建設工事共同企業体です。完成予定は2025年5月。
1階が一般車用ロータリー、駐車場、2-3階が新垂水図書館で、屋上庭園も備わる駅前の新しい賑わい拠点としても機能する事になります。
仮囲いの中では三点式パイルドライバが1台投入されて、建物の基礎を構築する杭工事が進行しています。
神戸市はリノベーション神戸による拠点駅前の再整備に際し、図書館の新設をその中核に置き、市民が駅前に集う仕組みを形成しようとしています。既に西神中央、名谷に新図書館が誕生しましたが、今後、垂水と鈴蘭台にも新たな図書館が誕生します。
駅前広場も合わせて再整備される為、新図書館と賑わい空間が一体化されます。現在、垂水図書館が入る近隣の再開発ビル「レバンテ垂水」のフロアは、図書館が抜けた後、各区で整備が進む子育て支援施設「おやこふらっとひろば」にリニューアルされるものと思われます。
西神中央のなでしこ芸術文化センター内に整備された西図書館は非常に美しく快適で、市民の文化度を向上させるのに役立っています。垂水でも新図書館の整備は駅利用者や近隣住民も心待ちにしているでしょう。
リノベーション神戸・(仮称)新垂水図書館・自転車駐車場・ロータリー建設工事が遂に開始される!25年5月完成予定
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垂水駅前エリアでは養護学校と体育館跡地で地域中核医療病院として、徳洲会の新病院建設が2025.2竣工予定で着工していましたが現在現場はストップしていると思います。徳洲会には重大な医療事故を引き起こしたとして医療法に基づく改善命令が出されましたが、この場合、神戸市有地での再開発事業の事業主の立場はどうなるんでしょうか?急性期医療を担っていただけに地域に与える影響は甚大だと思いますが、この状態で新病院を開設しても市民は不安でしょう。神戸市がどのような判断を示すのか見守っています。