高島新市長が公約によって再開発の内容に見直しを図る為にストップさせたJR芦屋駅南地区第二種市街地再開発事業特定建築者の公募の再公募において、唯一の応募事業者であり、これまでプロジェクトの事業協力者を務めてきた東急不動産が辞退した事が判明し、再開発は再び暗礁に乗り上げる形となりました。
再三に渡って市議会が承認せず、難航を極めてきた同再開発事業。ようやく進行する目処が立った間際になって市長交代で再び差し戻され、政治に翻弄された結果、遂には民間デベロッパーにさじを投げられた格好です。
新たな事業者の再公募を行い、来年1月の着工予定に間に合わせたいとする芦屋市ですが、代わりの事業者がすぐに見つかるのか不透明感が漂います。
そもそも人口が10万人に満たない芦屋市の中心街に新たな再開発ビルの必要性の是非が再び問われてしまう事態に陥れば、再び市議会による抵抗が始まりかねません。鉄は熱いうちに叩かなければならず、機を逸してしまった感が強まっています。この再開発の行方はどのように着地するのでしょうか。長年に渡って紆余曲折を続けてきたJR三ノ宮駅ビルの姿が重なりますが、同駅ビルは最終的には落ち着く所に落ち着きました。芦屋の再開発も同様である事を願います。
地域探訪: 芦屋・JR芦屋駅南地区第二種市街地再開発の特定建築者が消滅 東急不動産が撤退
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