神戸旧居留地エリアで、注目のプロジェクト「日本真珠会館再生事業(Brillia 神戸旧居留地)」がまもなく完成の日を迎えようとしています。かつて「真珠の街・神戸」の象徴として長年親しまれた旧「日本真珠会館」の跡地において、歴史の継承と新たな都市機能の融合を目指した複合施設がまもなく竣工します。

神戸・東町筋の一角、東遊園地にもほど近い静かな街並みの中で進められてきた建て替えプロジェクト。洗練されたファサードが全貌を現していますが、その仕上げ工事も佳境を迎えています。

建物南角の1階には、Brillia 神戸旧居留地の機械式駐車場とその出入り口が設けられています。

低層階(1~2階)は真珠産業の拠点再生として、旧建物を所有していた日本真珠輸出組合の事務所が入るほか、真珠の魅力を伝える「神戸パールミュージアム」が再オープン予定。世界に誇る神戸の真珠文化と歴史を次世代へとつなぎます。中高層階は、東京建物が手掛ける最先端の都市型レジデンス「Brillia(ブリリア)神戸旧居留地」を展開。環境に配慮したZEH-M仕様など高度な防災・環境性能を備え、上層階からは東遊園地の緑や三宮の都市景観を一望できます。

旧建物の記憶とデザインの継承を目的として、旧建物の内装で使用されていたサインや照明器具などのパーツが、新しい館内の一部に再利用されています。これにより、かつてのレトロモダンな雰囲気を新しい空間のなかに感じることができます。 一般向けの展示スペース(ミュージアム)としての役割だけでなく、かつて行われていた真珠の「入札会場」など、神戸が世界に誇る真珠産業を支えるビジネス拠点としての機能も再びこの地に蘇ります。

神戸は古くから「世界最大の真珠の選別・加工・流通拠点」として知られ、今も日本の真珠産業において中核的な役割を果たしています。日本国内で流通・輸出される真珠の約70〜80%が神戸に集積し、選別や漂白・研磨・調色といった高度な「加工」を経て世界へ送り出されており、大月真珠、タカハシパール、鵬清(ほうせい)、倉本真珠、正興商会(サムライパール)等の真珠関連企業が集積しています。これらの個々の企業に加え、神戸には業界全体を統括・支援する団体が拠点を置いており、北野町周辺(パールストリート)から山本通、旧居留地にかけてこうした真珠関連企業が集積し、世界中のバイヤーやハイジュエリーブランドへの供給ネットワークを形成しています。

旧居留地では、この建物が建つ一角のみに分譲マンションが集中しています。過去に供給された「ライオンズタワー神戸旧居留地」、「アーバンライフ神戸三宮ザ・タワー」、「BELISTA神戸旧居留地」などの邸宅群が根強い人気を誇り、中古市場でも高い資産価値を維持し続けてきたエリアです。神戸旧居留地エリア(地区計画で定められた約22.1haの地域)における新築分譲マンションの供給としては、14年ぶりとなるBrillia(ブリリア)神戸旧居留地は、その希少性の高さが話題となってきました。

ミュージアムと分譲マンションを組み合わせた複合施設という実例は全国に以下があるようです。これらにこの物件が加わる事になります。
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「Brillia 塔の段」(京都・上京区)
京都の歴史的景観地区に建つ高級分譲マンションで、敷地から発掘された足利義満ゆかりの「室町幕府(花ノ御所)」関連の遺構や出土品を展示する「地下展示室(ミニ展示ギャラリー)」が建物内に併設されており、居住者や見学者が歴史に触れられる仕様になっている。
- 「パークコート赤坂 檜町ザ タワー」(東京・港区)
東京ミッドタウン隣接地に建つ超高層タワーマンションで、敷地内に「勝海舟邸跡」の歴史的背景や資料を保存・展示するスペースやレリーフ、公開空地が一体的に再整備。
- 「ロイヤルパークスER平井」(東京・江戸川区)
防災拠点機能を備えた大型賃貸マンションで、館内に一般公開型の「平井オープンギャラリー(地域展示スペース)」が併設されており、地域の歴史写真や地元の作品展などが開催されている。

目の前にリニューアルされたばかりの美しい都市公園「東遊園地」が広がるロケーションも、新しいパールミュージアムの大きな魅力です。お洒落な旧居留地の街並みや緑豊かな公園を訪れる観光客、地域住民に向けて、改めて「真珠の街・神戸」の魅力を発信する発信拠点として、多くの人々に親しまれることが期待されています。

